美味しいフランス料理の数々。美しいフランスの街並み。高級三ツ星フレンチレストランを舞台に、問題だらけの“寄せ集めシェフ”たちが起こす、奇跡に酔いしれる美味しいサクセスストーリー「シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~」。本作で三ツ星レストランのベテランシェフを演じたのは、「レオン」では孤独な殺し屋、最近では日本を代表するキャラクター「ドラえもん」など、様々な役柄に挑戦するフランスの名優ジャン・レノだ。

「シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~」フォトギャラリー

 ジャン・レノは、一体これからさらにどんな役に挑戦し、我々を驚かせてくれるのだろうか?そんな疑問に何と答えてくれたジャン・レノ。しかも「小澤征爾」という驚きの答えが返ってきた。

 「どんな役柄にも、いつも自分にとっては初めてで新しいものがあるので、若い監督からオファーされた時はいつもとてもやりがいがある、という風に思っています。あえて言うならば、音楽について語る映画で、何か役を演じてみたいという思いはありますね。それがロックンロールでも、クラシック音楽でも良いのだけれど、“ミュージカル”というよりも“音楽を扱った映画”が良いです。例えば小澤征爾のようなオーケストラの指揮者、そういう役柄も良いんじゃないかな。というのは、オーケストラの指揮者というのは、音楽が演奏されるまでに既に自分の中でその音楽が聴こえている。そこにはすごく秘密めいた、謎めいたものがあって、僕自身がすごくそういった部分に魅了されているので、是非そのような役を演じてみたいなと思います」。

 「あなたの指揮者役を是非観てみたいです!」と伝えると、日本語で「ありがとう!」と満面の笑みを浮かべたジャン・レノ。いつか指揮者の彼が実現する前に、まずは是非最新作でベテランシェフ姿がとても良く似合う「シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~」を楽しんでみてはいかがだろうか。

 パリ有数の超高級三ツ星フレンチレストラン“カルゴ・ラガルド”は20年間、店の“三ツ星”を守り抜いてきたベテランシェフ、アレクサンドル(ジャン・レノ)のスランプで大ピンチ。次の審査会で星を一つでも失えば店の運命は終わりなのに、新メニューがひらめかない。そんな折にアレクサンドルが出会ったのが、老人ホームのペンキ塗りをしていたジャッキー・ボノ(カミエル・ユーン)。彼は天才的な舌を持っているにも関わらず、生意気な性格のせいで数多のレストランをクビになった若手シェフだった-。

 「シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~」は12月22日(土) 銀座テアトルシネマ、新宿シネマカリテ 他 全国順次ロードショー

ジャン・レノ、次は小澤征爾役!? (C)2012 GAUMONT - TF1 FILMS PRODUCTION - A CONTRACORRIENTE FILMS