日本代表を率いる森保一監督は18日、報道陣の囲み取材に対応した。前日に行われたウズベキスタン代表戦を2-1で逆転勝利し、AFCアジアカップUAE 2019のグループステージを首位で通過した日本。21日に行われるラウンド16ではサウジアラビア代表との対戦が決まった中、取材に対応した森保監督は以下のようにコメントした。

森保一監督(日本代表)
「改めて3試合を通して大会の厳しさを感じることができました。チームとしての経験値も、厳しい試合をものにしていくことと、1試合1試合、チームとして共通理解を高め、深めながらやってこられたと思います」

「残念ながら東口はプレーできていませんが、チーム全体としてチームのコンセプトを共有してやっていこうとしている中で昨日のウズベキスタン戦で結果につながったことは次に向けて良かったと思います」

――武藤選手がゴールを取りましたが
「FWの選手は得点を取ると自信がさらに深まると思いますし、チームとしても得点を取るべき選手が取ることで、今後に向けて自信になると思います」

――決勝トーナメント1回戦から決勝までの4試合で、中3日、中2日のスケジュールが続くが
「次の一戦に向けて少しでも回復、リフレッシュしてもらう時間を取りながら、戦術的な部分、やるべきことを準備していきたいです。プレー時間は異なるが、試合に出ていない選手も頭を使って全員で戦っています。練習の時は集中してしっかりとやる、オフの時間はプライベートな時間も使えるよう、やっていければと思います」

――大迫の状態について
「もちろん大迫の存在は大きいが、彼が居なくなった時に必ず力のある選手が居てくれると思っています。特徴の違う選手が入ることになりますが、その選手の特徴に合わせてやっていけたらと思います」

――海外組と国内組のコンディションのバラつきについて
「大会前から試合を通してフィジカルのコンディションを上げることができればと考えていました。第3戦まででほとんどの選手がスタメン出場でき、ゲーム感、ゲーム体力という部分では、決勝トーナメントへ向け、チームとして良い状態が作れたと思います」

――ここまでのチームマネジメントについて
「選手が少しでもモヤモヤ感がなく、思い切ってプレーしてほしい。試合に使える選手も限られていて、ストレスがたまる選手もいて当たり前ですし、自分が一番だと思っている選手が代表選手だと思っています。その気持ちは大切にしていきたいです。疑問があれば、何でも話してもらいたい。すべて納得できる話ができるかはわかりませんが、話せることはオープンに話していこうと思っています」

――決勝トーナメントについて
「基本的にはいつも言っているとおり、目の前の試合に最善を尽くして、勝利を目指して最善の準備をすることだけだと思います」

――サウジ戦は第1戦のトルクメニスタン戦と同じ現地時間昼の15時になるが
15時の試合は暑いと思うが、そこは選手たちに覚悟を持ってやってもらいたいです。経験値としてうまく生かしてもらいたいです」

――決勝トーナメントに向けての手応えについて
「我々はボールを握り、スピーディな展開で動かし、的確なポジションを取って連動して攻撃できている時は相手もかなり難しい戦いを強いられていると思います。昨日の試合でも使い分けてやってくれましたが、ロストしたボールを素早く奪い返す、それがダメだったら我慢強くやるということができていたと思います」

「その局面にあった最良な選択ができれば、良い試合ができると思っています。ここまでギリギリの試合で勝ってきているので、それをチームとして忘れず、難しい試合になるということを常に覚悟して、上手くいかない時に粘り強くやって、流れを引き寄せて、最後は我々が勝つという気持ちを持ってやりたいです」

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