女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「彼女の嫉妬」にまつわるアンケート。

■彼女に嫉妬・やきもちを焼かれるのはうれしい?

「今、あのミニスカートの女の子のこと見てたでしょ!(怒)」

彼自身は気づいていなくとも、無意識のうちに好みの女性に視線を泳がせたり、テレビ番組のかわいい芸能人に目を奪われて食い入るように見たり……。

「ちょっと、ちょっと! 隣に私という彼女がいながら、どうしてデート中にほかの女のことを目で追えるの? 私を見てよ!!」な~んて思ったこと、あなたもあるでしょう。

男性たちは、そんな女性のやきもちをどのように感じているのかな? それではいってみよ~!

Q.彼女に嫉妬・やきもちを焼かれるのはうれしい?

はい:68.2%
いいえ:31.8%
※有効回答数217

男性の多くは、彼女のやきもちを快く思っている(笑)! そりゃそうだよね。どうでもいい人には焼かなくとも、好きな人には焼いてしまうのがやきもちなんだから……。

今回は、彼女にやきもちを焼かれる男性の本音を追求してみたよ。

■「彼女に嫉妬されるのはうれしい」派

◇愛されていると感じるから

・「嫉妬されるほど自分が愛されているのだなと感じ取れるから」(25歳/機械・精密機器/技術職)

・「好かれている証拠だから。面倒ではあってもうれしくない理由にはならない」(25歳/機械・精密機器/技術職)

やきもちがうれしいのは“自分が愛されている証拠”を感じ取れるから。たとえ表面上では「いちいちうるせえな~」「マジめんどくさいわ~」と言いつつも、心の中ではニンマリ。だからこそ照れ隠ししているの。

「俺のことそんなに思ってくれているんだ、ありがとう」と素直に喜んでくれたら、こっちも「だって、○○くんのこと大好きなんだもん」なんて甘えられるんだけど(笑)。

でも、たいていは男のプライドが邪魔して、そのうれしい気持ちを声に出して言えないだろうね。彼があなたのかわいいやきもちをスルーしたとしても、内心では「コイツ、俺のことがそんなに好きなのか」と優越感に浸っているかもよ。

◇自分も彼女を大事にできる

・「彼女に対して一途になれると思うから」(37歳/警備・メンテナンス/販売職・サービス系)

・「たまにやきもちを焼かれるとうれしい。よりいっそう、相手のことを好きになれる気がしたから」(25歳/印刷・紙パルプ/営業職)

男性は、嫉妬されることで「彼女の目はちゃんと自分に向いているんだ」と自信が持てるもの。彼女の気持ちを再確認することで、自分もよりいっそう愛しさが増すのよ。

私の身近に、彼女がやきもちを焼いてくれないことで「『本当に俺のことが好きなのかな』と不安になる」なんて言っている男性や、「少しくらいはやきもちを焼いてほしい」と自ら彼女に嫉妬を促している男性もいるからね(笑)。

滅多にやきもちを焼かない女性は、彼に寂しい思いをさせているかもよ。いつも物分かりのいい彼女でいることがプラスになるとは限らない! 適度なやきもちは、恋のおいしいスパイスになるんだから。

■「彼女に嫉妬されるのはうれしくない」派

◇少しくらいならいいが、毎回嫉妬されるのはめんどくさい

・「多少ならうれしいかもしれないが、面倒だと思う」(31歳/不動産/営業職)

・「何回も続くと冷めるので無理です」(26歳/その他/その他)

男性が本当に嫌なのは、彼女のやきもちじゃなくて、やきもちの程度と頻度の問題なの。

別に浮気をしたわけでもないのに散々疑われたり怒られたりすれば、「あ~この女、先が思いやられるわ」と、彼の気持ちは冷めていく……。男が女から逃げ出したくなるときって「めんどくさいから」なんだよ(笑)。

「ね~ね~、誰と飲みに行ってたの?」「なんで電話出ないの?」「本当に仕事だったの?」「すぐにLINE返さないじゃん」……こんなふうに彼を問い詰めたり、LINEの返信を強要したりすれば、彼に逃げ出すきっかけを与えているも同然よ。

◇束縛されているようで嫌

・「束縛や監視されているようで疲れるから絶対嫌です」(34歳/小売店/販売職・サービス系)

・「自分にも自分のやりたいことがあったり、自分の生活があるので、できればあまり干渉しないでほしいからです」(34歳/その他/その他)

ただの小言で済むくらいならいいけど、嫉妬・やきもちが育てば、それは“束縛”に変わってしまうから十分に気をつけて。

最近だと、彼の交友関係や行動を把握しようとSNSで監視してしまう女性も少なくないけど、ネット上の人間関係をあさるのは絶対にやめたほうがいい。彼の投稿から「この子とはどういう知り合い?」なんて詮索したり、「この飲み会って女子も参加してたんだ~。楽しそうでよかったね」と嫌味を言ったり、「もう女の子と交流しないで」とSNSをやめさせようとしたり……。

男性は、そんな嫉妬をされて「俺はめちゃくちゃ彼女に想われているんだ」なんて喜ばないよ。それどころか“自分を監視したがる女”に恐怖を感じるだろうね。

■恋の教訓:嫉妬する彼女はかわいいけど、度を越せば「めんどくさい女」に早変わり!

彼を不快にさせるやきもちはNGだけど、かわいいやきもちはどんどん焼くべし!

テレビに映ったアイドル相手に「私のほうがいいでしょー!」と張り合うとか、「もー、今あの女の人の脚見てたでしょっ!」とプンプン怒る程度なら、かわいいやきもちで終わるけど……。

「女の子が参加する飲み会には行かないで」
「元カノの写真は全部捨てて」
「ほかの女性と話さないで」

……なんて彼の行動を干渉したり、制限したりするやきもちは、かわいいでは済まされないよ。彼を好きだからこそ焼くやきもちであっても、男性からすると、必ずしも“彼女からの愛”だと受け取れるわけではないの。

やきもちは焼き方次第。彼にとって、喜ばしいものにもなれば不愉快なものにもなりえるってこと、覚えといてね。

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)

マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年11月29日12月4日
調査人数:217人(22~39歳の働く男性)

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