カーディフ・シティは19日、ナントからアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラ(28)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2022年6月30日までの3年半となる。

なお、移籍金に関してカーディフはクラブ史上最高額とのみ伝えているが、フランス『レキップ』は1500万ユーロ+ボーナス200万ユーロの総額1700万ユーロ(約21億2000万円)と推定している。

アルゼンチン生まれもボルドーでキャリアをスタートした187cmの大型ストライカーは、2015年に加入したナントでも直近2シーズン連続でリーグ戦12ゴールを記録。しかし、今季は途中就任のヴァイッド・ハリルホジッチ監督の下、名ストライカーの薫陶を受けた10月以降にゴールを量産し、前半戦だけでキャリア最多タイの12ゴールを記録する爆発を見せた。さらに、屈強なフィジカルに加え、スピードも十分に備えており、得点以外の部分での貢献も見逃せない好タレントだ。

プレミアリーグ第23節消化時点で降格圏の18位に低迷するカーディフはここまで1試合平均1ゴール以下と深刻な得点力不足に悩まされている。前日にはエバートンセネガル代表FWバイェ・ウマル・ニアッセ(28)のレンタル加入が発表されており、今冬の前線補強で逆転での残留を目指す。

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