81%の確率で16強進出を当てたシャビは、森保ジャパンの決勝進出を予想

 バルセロナで活躍した元スペイン代表MFシャビ(アル・サッド)は、その優雅なプレーから時に味方や敵がどのように動くか、あらかじめ分かっていたのではないかと思わされることもあった。ピッチ上で、相手の動きを先読みしていた慧眼の司令塔は、現役引退後もサッカーでは何が起こるのかを分かっているのかもしれない。韓国のスポーツ総合サイト「スポータルコリア」によると、UAEで開催されているアジアカップでは、シャビの大会開幕前の予想が次々と的中しているという。

 大会の開幕が近づく2018年末、カタールのニュース番組に出演したシャビは、アジアカップの大会結果を予想したという。アジアカップでは18日までに決勝トーナメント進出チームが出揃ったが、ここまでの結果とシャビの予想を照らし合わせると、驚くべき的中率を誇っていることが分かった。

 決勝トーナメント1回戦の対戦カードを見ると、「韓国vsバーレーン」「カタールvsイラク」「UAE vsキルギス」「オーストラリアvsウズベキスタン」「ヨルダンvsベトナム」「日本vsサウジアラビア」「タイvs中国」「イランvsオマーン」となっている。

 シャビは決勝トーナメント1回戦の対戦カードを、それぞれ「韓国vsオマーン」「カタールvsイラク」「UAE vsイエメン」「オーストラリアvsウズベキスタン」「シリアvsバーレーン」「日本vsサウジアラビア」「タイvs中国」「イランvsレバノン」と予想していた。日本とサウジアラビアの一戦など4カードを的中させ、シャビが予想したイエメンシリアレバノンの3カ国はグループリーグで姿を消したが、16強進出チームを81%の確率で当てている。

 アジアでは多くの国が力をつけており、予想を当てるのは以前ほど簡単ではない。そのなかで、高い的中率を見せているシャビは、この先のアジアカップがどのような大会になると予想しているのか。

シャビは現在プレーするカタールの初優勝を予言、森保ジャパンは準優勝

 シャビが予想した準々決勝の組み合わせは「韓国vsカタール」「UAE vsオーストラリア」「シリアvs日本」「中国vsイラン」となっている。グループリーグで1分2敗となったシリアは、B組最下位で大会を去ったため、「シリアvs日本」のカードは実現しないが、その他の3試合は実現する可能性が残っている。

 さらに準々決勝を勝ち上がる4カ国を、カタールオーストラリア、日本、イランと予想したシャビは、決勝の対戦カードに「カタールvs日本」を選択していた。そして15年からカタールのアル・サッドでプレーしているシャビは、同国が森保ジャパンを破って悲願の初優勝を遂げると結んでいる。果たして、大会はシャビの予想どおりに新王者誕生という結末を迎えるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

カタールのアル・サッドに所属するMFシャビ【写真:Getty Images】