主力ムバンジェの負傷離脱で3バックの一角で起用され、積極的な守備でアピール

 トゥールーズの日本代表DF昌子源は、現地時間19日のリーグ・アン第21節ニーム戦で移籍後初出場。3バックの一角として1-0の完封勝利に貢献し、フランスデビューに華を添えたが、トゥールーズ専門メディアも「最初のテストに合格」と称えている。

 4日にフランス1部トゥールーズと2022年まで正式契約を結んだ昌子は、19日のニーム戦で待望の初出場初スタメン。3バックの左ストッパーで起用されると、ジェスチャーを交えながら周囲に声をかけ、積極的な守備を見せた。

 トゥールーズは前半41分、フランス人DFケルビン・アミアンのクロスをフランス人FWヤヤ・サノゴが押し込んで先制。その後も、昌子はアウェーゲームで激しさの増す戦いに負けずに1点のリードを守り切り、リーグ戦3試合ぶりの勝利を挙げた。

 トゥールーズの専門メディア「lesviolets.com」によると、レギュラーのスイス代表DFフランソワ・ムバンジェが半月板損傷を追ったことで、アラン・カサノバ監督は昌子を起用。記事では、対峙したニームFWサダ・ティウブとマッチアップについて「スピードとパワーで対抗するのは、彼(昌子)にとって簡単なことではなかった」としつつも、「ゲン・ショウジ、最初のテストに合格」と冷静な対応と粘り強い守備を評価している。

 決勝ゴールを挙げたサノゴは、「正直、ゲン・ショウジはトレーニングで僕たちにインパクトを与えた。彼は僕らをより良くしてくれるだろう」と話したと伝えられており、チームメートの評価も上々のようだ。(Football ZONE web編集部)

トゥールーズのDF昌子源【写真:Getty Images】