2022年11月8日、日本では皆既月食が観測されましたね。
今回は、皆既月食の時に月が赤く見える「ブラッドムーン」と、通常よりも月が大きく見える「スーパームーン」、1月の最初の満月「ウルフムーン」が組み合わさって、「スーパー・ブラッドウルフムーン」という特別な月になります。
今回は、そんな月にちなんだお話をご紹介します。


月の女神と言えば、ヒナ




良妻賢母で女性性あふれる女神として語られることが多い女神ヒナ。
ハワイの樹皮布カパ作りの名人としても知られています。

以前のコラム「月に住むヒーリングの女神ヒナ」もあわせてご覧くださいね。



今回は、月に住んでいると言われている女神ヒナが、月へのぼった時の神話をご紹介しましょう。


神話「月にのぼった女神ヒナ」




昔、女神ヒナは地上に住んでいました。
横暴で働かない自分勝手な夫とわがままな子供たちの世話に振り回されて、疲れ果てていました。
そんな生活に耐えられなくなったヒナは、どこか遠くへ行ってゆっくり休みたいと思うようになります。
そんなある日、ヒナの足元へ天まで続く虹が現れます。
これをのぼって天へ逃げようとしましたが、太陽が熱く照りつけるので、とても耐えられず、また地上に戻ってきてしまいました。
またある夜、夫の横暴さに耐えきれずに家を飛び出したヒナの足元に虹が現れました。
今度は月夜なので、のぼっても熱くなりません。
やっとの思いで月へたどり着き、平穏な生活を手に入れ、今でも大好きなカパ作りを続けているそうです。

日本では、月にはウサギが住んでいて餅をついていると言われていますが、ハワイでは、女神ヒナがカパ作りをしていると言われています。


古代ハワイは月の暦




かつてのハワイでは、月の満ち欠けによって生活サイクルを決めていました。
日本と同じように、月の満ち欠け1日1日に名前を付けて、その日に何をしたらいいかということも決めていました。
ちなみにハワイの満月は、4日間に渡っていました。
現在の満月に近いのは16番目の月で、釣りも作物の植え付けもすべての仕事に適している日です。
満月は、人も血流が良くなってパワーがみなぎる日だと言われていますね。
活動的に行きましょう!

ハワイの月のお話♪スーパー・ブラッド・ウルフムーンと女神ヒナ