喫茶店 女性Masaru123/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

「コーヒー」とは、手軽に楽しめる安価なものから、素材から何からこだわり抜いた究極の一杯で、まさにピンからキリまで存在する奥深い世界。

ヤフー知恵袋』に、そんなコーヒーに関する素朴な疑問が投稿され、議論が白熱している。

 

■コーヒー1杯の値段に対する素朴な疑問

昨今では、1杯100円代でコーヒーを提供している飲食チェーン店も存在し、多くの人が様々な場所で手軽にコーヒーを楽しめるようになっている。

そんな中、投稿者は「コーヒー1杯に、480円は出せますか?」と素朴な疑問を投げかけた。すると、あらゆる角度から「1杯のコーヒー」の価値について論じる、大変興味深い議論が巻き起こった。

 

■味や店の雰囲気による、との意見

多く目立ったのが、480円という値段に見合う味かどうか、という声。また、コーヒーの味わいに加え、店の雰囲気を重視して出せるかどうか判断するという声も多く見られる。

「出せるけど雰囲気の味気ない店なら少し損した気分になる」

 

「味次第です。旨ければ出す」

 

「知恵袋で読んでいると、絶対出せない! って思うけど、オシャレなカフェや喫茶店に入ったら、その空気や流れに呑まれて注文してしまうと思います。それで家帰ってから後悔するパターンですね」

 

コーヒーの味に加え、店内の雰囲気を重視している人は多いようだ。

■「出せる人」が口を揃えて言うこと

一方、コーヒーの味以外のことに大きな価値を見出し、「480円でも安いくらい」と答える人たちも。

「出し…ますね。夏は冷房に当たれる。冬は暖房に当たれる。座れる、煙草が喫える…序にコーヒー…文句はねえよ。安いくらいだわ」

 

「お店のテーブル席でコーヒーを飲みながらくつろぐ時間を買うという意味での480円ですから、休憩したり、誰かとおしゃべりしたり、読書をしたり、それが出来るなら480円出せますよ」

 

原料や製法にこだわったものであれば、高価なコーヒーも存在する。しかし、喫茶店などを利用する人の中には「コーヒー1杯の値段ではなく、店でくつろぐ時間を買っている」と考えている人も。

 

■コーヒー1杯でくつろぎまくっている人も

しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1,348名を対象に「ひとつの注文で3時間以上カフェにいたことがあるか」調査したところ、全体で22.1%の人が該当した。

カフェで長居性年代別グラフ

性・年代別に見てみると、20代と30代の女性が3割を超える高い割合に。友人たちとの会話を楽しんだり、中には、勉強や仕事をするスペースとして利用した経験のある人もいるだろう。

ひとつの注文でこれだけの人が有意義な時間を過ごしていると思うと、「安すぎるくらい」という主張にも納得してしまう。

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(文/しらべぇ編集部・あまぐりけいこ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年8月25日~2017年8月28日
対象:全国20代~60代の男女1,348名 (有効回答数)