バルセロナが中国スーパーリーグに所属する北京国安のDRコンゴ代表FWセドリック・バカンブ(27)の獲得に関心を示しているようだ。スペイン『スポルト』が伝えている。

今冬の移籍市場でスペイン代表FWムニル・エル・ハダディセビージャに放出したバルセロナは、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス以外にセンターフォワードを本職とする選手がおらず、補強が急務となっている。

これまでチェルシースペイン代表FWアルバロ・モラタ、ジローナのウルグアイ代表FWクリスティアン・ストゥアーニらの名前が獲得候補に挙がっていたが、いずれも交渉が難航している模様だ。

そこでバルセロナが新たに目を付けたのが、ビジャレアル時代にリーガエスパニョーラ通算75試合32ゴールの成績を残した快速アタッカーだ。

バルセロナはバカンブ獲得に向けて北京国安側に問い合わせを行ったものの、その場では“ノー”という返事を受け取ったという。ただ、同選手自身は中国での生活に馴染めておらず、移籍を希望しているとの情報もあり、バルセロナ側はそこを交渉材料に獲得を目指すようだ。

2015年夏にトルコのブルサシュポルからビジャレアルに移籍したバカンブは、加入後すぐに主力として定着。キレのあるドリブルや抜群の決定力で活躍した。だが、2018年2月に4000万ユーロ(約50億円)の契約解除金を北京国安が支払い、中国に電撃移籍。アフリカ人史上最高額となる年俸1800万ユーロ(約22億5000万円)を受け取り、ここまでは公式戦28試合で23ゴールを挙げている。

サムネイル画像