20日、中山競馬場で行われたG2・アメリカジョッキークラブカップは、1年振り休養明けの出走となったシャケトラが激走。菊花賞馬で1番人気のフィエールマンを抑えて重賞制覇を飾った。レース後、ジョッキーコメントは以下のとおり。

1着 シャケトラ
石橋脩騎手
「1年振りでしたけど、先生からも馬はよく出来ているよと言われたので、勝つイメージを持って勝つ競馬をしようと思っていました。4コーナーから素晴らしい動きをしていたので直線抜けてからも本当に素晴らしい伸び脚をしました。相手も自分が乗っていたので強い馬だと分かっていました。よく凌いでくれたと思います。急遽頼まれたのですが、田辺先輩からもすごく良い馬だっていうふうに聞いていたので楽しみにしていました。1年振りでこういう競馬が出来るので、本当に能力のある馬だと思います。楽しみですね」

2着 フィエールマン
C.ルメール騎手
「しょうがないですね。スムーズだったし、ペースは速くなかったけど、勝った馬の後ろで完璧でしたから。リラックスしていて、しっかり伸びてくれました。ただ3000メートルの後の2200メートルで少し距離が短かったのと、久々というのが最後は大きかったかもしれませんね」

3着 メートルダール
O.マーフィー騎手
「厩舎が素晴らしい仕上げをしてくれていたし、すごくいい走りができたと思う。ただ着差が着差ですからね。もう少しペースが流れてくれていれば」

4着 ジェネラーウーノ
田辺裕信騎手
「いい感じで競馬はできましたが、決め手勝負になるとツラいですね。早めに動いたつもりはあるんですが、周りのマークもあるので…。放っておいてくれる立場ではありませんからね。馬は一生懸命に走ってくれているんですが…」

5着 サクラアンプルール
蛯名正義騎手
「なかなか内に入れられなかったし、ペースも遅くて(ハミを)取り気味になってしまった。最後はこの馬なりに伸びてはいるけどね」

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北村友「最後は反応出来なかった」

【AJCC】田辺「早めに動いたつもりではあるのですが…」レース後ジョッキーコメント

6着 ダンビュライト
北村友一騎手
「ゲートを我慢して、いいポジションで競馬はできました。ただ最後は反応できませんでした」

レース結果、詳細は下記のとおり。

20日、中山競馬場で行われた11R・アメリカジョッキークラブカップ(G2・4歳上オープン・芝2200m)で7番人気、石橋脩騎乗、シャケトラ(牡6・栗東・角居勝彦)が快勝した。アタマ差の2着に1番人気のフィエールマン(牡4・美浦・手塚貴久)、3着にメートルダール(牡6・美浦・戸田博文)が入った。勝ちタイムは2:13.7(良)。

2番人気で田辺裕信騎乗、ジェネラーウーノ(牡4・美浦・矢野英一)は、4着敗退。

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2017年日経賞以来の重賞勝ち

【AJCC】田辺「早めに動いたつもりではあるのですが…」レース後ジョッキーコメント

石橋脩騎手騎乗のシャケトラが2017年3月の日経賞以来の勝利、そして昨年の有馬記念以来の休養明けの出走で嬉しい重賞制覇を飾った。道中も行きっぷりもよく外から先行。スローペースで流れる中上手く折り合い勝負どころからあがっていくと、圧倒的人気のフィエールマンの追撃を抑えて嬉しい復活のゴールを決めた。

シャケトラ 12戦5勝
(牡6・栗東・角居勝彦)
父:マンハッタンカフェ
母:サマー
母父:Singspiel
馬主金子真人ホールディングス
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 シャケトラ
2着 フィエールマン
3着 メートルダール
4着 ジェネラーウーノ
5着 サクラアンプルール
6着 ダンビュライト
7着 ショウナンバッハ
8着 ステイインシアトル
9着 マイネルミラノ
10着 ミライヘノツバサ
11着 アクションスター

※主催者発表のものと照らし合わせください