1月から交渉可能な選手を英紙が特集 バルサとの合意も噂されるラビオが注目株
戦力補強が必須なクラブはすぐに選手を獲得しようとするが、いくつかの頭の良いクラブは来季を見据えながら移籍市場を動き回っている。1月の移籍市場が残り約2週間となったなかで、英紙「デイリー・ミラー」は「1月の移籍市場から交渉できる夏に0円移籍が可能な選手9人」を紹介。パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表MFアドリアン・ラビオ、アトレチコ・マドリードのウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンらが取り上げられている。
現在の移籍市場では、所属クラブと契約満了となりフリーエージェントになる選手に限っては、半年前から他クラブと自由に事前交渉できる。そのルールの下であれば1月に選手との交渉を済ませ、夏に移籍金なしで獲得できる選手が現れるというわけだ。
英紙「デイリー・ミラー」は、2019年夏に契約満了を迎える選手を特集。まずPSGのMFラビオが挙げられた。他クラブからの評価も高いラビオは、PSGからの契約延長オファーを拒否しており、来季は違うチームでプレーする可能性が高い。水面下ではバルセロナとすでに合意という報道も出ているが、ユベントス、バイエルン、リバプール、アーセナルなどのビッグクラブが興味を示していると言われ、今後の動向が注目される1人だ。
そして、アトレチコ・マドリードからは2人の名前が挙がっている。守備の要としてチームを支えるゴディンと、J1セレッソ大阪の新指揮官に就任したミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の教え子である元ブラジル代表DFフェリペ・ルイスだ。ゴディンについては、クラブが契約を延長しようと必死になっているとされるが依然として契約が成立する様子はなく、シーズン終了後の“0円移籍”が濃厚。インテルと合意したとの報道が出たものの、昨夏に獲得オファーを出したマンチェスター・ユナイテッドも動向を気にしているようだ。一方のフィリペ・ルイスについて、プレミアリーグへの復帰が噂されている。
バロテッリのほか、ロッベンやヴェルメーレンら実力者も名を連ねる
さらに、パトリック・ヴィエラ監督率いるニースで、今季いまだノーゴールのイタリア代表FWマリオ・バロテッリも今夏で契約満了となる。行く先々で問題を起こす素行は懸念材料だが、代理人がプレミアリーグ移籍をほのめかしており、フリーで移籍する可能性は高い。
その他には、今季限りでバイエルンから退団する元オランダ代表MFアリエン・ロッベン、32歳となったベジクタシュ所属のオランダ代表MFライアン・バベル、プレミアリーグ行きを望むバルセロナのベルギー代表DFトーマス・ヴェルメーレン、アーセナルとトットナムが興味を持つと言われるFCポルトのメキシコ代表MFエクトル・エレーラ、FW西村拓真の同僚であるCSKAモスクワのロシア代表MFアラン・ジャゴエフが名を連ねた。
2019年夏には0円移籍が可能となる9人の選手だが、緊急措置が必要なクラブが魅力的な条件を提示し、所属クラブと合意に達すれば今冬の移籍も可能な選手とも言える。水面下で事前交渉を済ませていても、移籍金を支払って1月に獲得という強奪劇の可能性も否めない状況で、今後の動向が注目されるのは間違いない。(Football ZONE web編集部)
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