2019年1月7日、とうとう噂の電動バイク『LiveWire』の予約を開始したハーレー・ダビッドソン。これからの電動バイク市場への本格進出を予感させる同社だが、気になるトピックがもうひとつある。実は『LiveWire』の予約受付と同時に、2タイプの電動バイクのコンセプトも公開しているのだ。

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今回のコンセプトは、その名称だけでなくスペックや発売予定なども一切明かされていない。ただしその目標は、都市向けモビリティの可能性を探求するためのものだと説明されている。

まずコンセプトの1車種目は、スリムかつ足の長いサスペンションを備えたオフロード向けの車両だ。この種のマシンは従来のハーレーと結びつくイメージがあまりないようにも思えるが、電動バイクという新市場で同社が新たなカテゴリーに参入する可能性は十分に考えられる。

そしてもうひとつは、気軽に扱える街乗りにぴったりのスクーターモデル。こちらもハーレーっぽくないスタイリングだが、足回りのスポークホイールで同社の伝統を表現しているのかもしれない。

またモーターを搭載することで、従来のスクーターではなし得なかったシート下スペースを用意できているのも興味深い。米袋やガス缶に入れた灯油などの荷物が運搬できないかと、ついつい妄想してしまう。

ハーレーが発表した、ハーレーらしからぬ2車種の電動バイクコンセプト。同社がオフロード車両やスクーターで新たな市場に参入する未来を、今から楽しみに待ちたいものだ。

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ハーレー・ダビッドソン

text塚本直樹
(d.365

掲載:M-ON! Press