北海道コンサドーレ札幌は21日、昨年12月に契約満了となっていたDF横山知伸(33)が脳内に腫瘍が見つかったことを発表した。

クラブの発表によると、横山は昨年12月24日の夜に体調不良となり、自宅のある埼玉県の病院へ緊急搬送。検査の結果、脳内に腫瘍が見つかり、転院後の12月31日に腫瘍の摘出手術を実施し、約2週間の入院を経て、現在は次の治療に向けて準備しているという。今後は1月23日に再入院し、再発防止のために治療に専念することを伝えている。

今回の件に関して横山は、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

「このような形でコメントを出すことになり、自分でも驚いています。昨年末に今回のことが発覚し、入院・手術を致しました。腫瘍摘出手術は成功し、今は次の治療に向け準備をしている状況です」

「自分がこの様な状況なってからですが、世の中には 自分と同じような病気を抱えながらも頑張っている方々がたくさんいる ということに気づきました」

「自分はサッカー選手として、そんな方々へ夢や感動を与えられるよう、頑張っていきたいと強く思いました」

「必ずピッチに戻ります! 皆さんに良い報告ができるように頑張ります。最後に、自分の今の気持ちを伝えれるこのような場を設けてくださった、北海道コンサドーレ札幌の皆様に心より感謝申し上げます」

川崎フロンターレセレッソ大阪プレーした横山は、2018年に大宮アルディージャから札幌に完全移籍。同年8月にロアッソ熊本に期限付き移籍し、明治安田生命J2リーグに7試合出場した。

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