離乳食を食べてくれない息子を描いた漫画がSNS上で話題となっています。栄養のある食材を使って丁寧に離乳食を作った母。母自身の食事はその残り物であるにもかかわらず…という内容で「お母さん、ご苦労さまです」「分かります」「あるあるですね」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

激しい「ご飯格差」が面白かった

 この漫画を描いたのは、イラストレーターのあきばさやか(ペンネーム)さんです。これまでに「服はあるのにキマらない!」マイナビ出版)などを手がけています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからですか。

あきばさん「元々、広告会社で営業をしていたのですが、5年ほど前に一念発起し、突如イラストレーターになりました。オリジナルの漫画を投稿し始めたのは4年前で、最初はブログだけに投稿していましたが、2018年末からインスタグラムにも投稿し始めました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

あきばさん「息子との『ご飯格差』があまりにも激しくて、面白かったので」

Q.近頃は、吐き出さずに食べてくれるようになりましたか。

あきばさん「食べてくれるようになりました!!! 苦手なものは残すこともありますが、ブーッとされることは減ってきました。でもなぜか、食べ終わると手や顔や服に離乳食が飛び散りまくっています」

Q.息子さんに好評の離乳食は何でしょうか。

あきばさん「しっかりだしを取って作った野菜入りそうめんはパクパク食べてくれます。普段大人用にはあまりだしを取ったりしないので面倒ですが、喜んでくれるとうれしくて頑張っています」

Q.「残り物」をおいしくいただいていますか。

あきばさん「見た目はアレですがおいしいです。栄養面はバッチリだと思います(笑)」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

あきばさん「インスタは最近始めたばかりですが、『かわいい』『うちも同じです!』とコメントを頂くと、うれしくてニヤニヤしてしまいます」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

あきばさん「ブログは日常ネタ、インスタグラムとツイッターは育児ネタ、と分けて投稿しています。これからママになる方、育児中の方に少しでも『こんなことあるんだ!』と『うちだけじゃないんだ!』と思っていただけたらうれしいです。

また、フィクション漫画を描いてみたいと思っています。働く女性を応援するような漫画やファッション関係の漫画など、テーマはたくさんあるので早く形にしたいです」

オトナンサー編集部

離乳食を食べてくれない息子を描いた漫画のカット=あきばさやか(sayaka.akiba)さん提供