先日の第76回ゴールデン・グローブ賞で作品賞、助演男優賞、脚本賞と最多3部門を受賞し、第30回全米製作者組合賞(PGA)でも作品賞を受賞した、アカデミー賞の最有力候補『グリーンブック』の予告編がついに解禁された。

【動画を見る】人種差別が色濃い時代、正反対の2人に“まさかの友情”が芽生える…

人種差別が色濃い1962年。粗野で無教養だけれど人間的魅力にあふれるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は、口のうまさと機転の良さを買われ、ホワイトハウスでも演奏したことがある黒人天才アニスト、ドクターシャーリー(マハーシャラ・アリ)に、南部ツアーのための運転手兼用心棒として雇われる。偏見と差別が根強い南部でドクターが安全に旅をするために欠かせないもの、それは黒人が利用できる宿を記した旅行ガイドブックグリーンブック”だった。

解禁された映像は、ジャズともクラシックともジャンル分けができない独自の音楽を切り拓いたドクターシャーリードラマティックなピアノで始まる。マナーの悪いトニーに苦言を呈するドクターと、そんなことはお構いなしに、斬新な方法で特大ピザを頬張り、道にゴミを放り捨てたりと自由気ままに振る舞うトニー。気まずい雰囲気で始まった、なにもかもが正反対のふたりの旅だったが、ドクターの演奏に心を打たれ一気に彼の音楽のファンになる素直なトニードクターも、トニーの愛妻ドロレスへの手紙にあまりの拙さにラブレター指南をするなど、ふたりの距離は少しずつ近づいていく。

しかし、ある事件をきっかけに口論となり、トニーが「アンタはほかの黒人と違うからな!」と裕福な生活を送るドクターを非難してしまう。それに対し、「黒人でもなく白人でもなく…どう生きるのが正解だ?」と悲痛に叫ぶドクター。演奏会ではスタンディングオベーションを受けても、レストランでは入店を拒否される。それでも「人の心を変えられると信じる」ドクターを、「アンタにしか出来ない事がある」と支えるトニー

ガサツなイタリア系運転手と黒人天才アニストの“まさかの友情”を描いた本作は、父であるトニー・リップからドクターシャーリーとの旅の話を聞いた息子ニック・バレロンガが、プロデューサーとして映画化した“実話”である。

8週間のツアーの終わりに、得たものとは。異なる世界に住む2人の壮大なズレに笑い、胸を熱くする感動ヒューマンドラマグリーンブック』は、3月1日(金)より公開。(Movie Walker・文/編集部)

アカデミー賞に期待のかかる『グリーンブック』から予告編が到着