スピードの絶対値が違った!先週船橋競馬場でおこなわれた「第63回船橋記念(SIII)」。本命に推したアピアは、まずまずのスタートを切ると、ほとんど馬なりのまま先頭に立つ。そのままじわじわと後続との差を広げ、直線に入って追われると更に後続を突き放して優勝。1000m戦で2着に0秒7差を付けるのだから、スピードの絶対値が違いました。8歳でも卓越したスピードは健在!今年も目が離せません。

 さて、今週は「第22回TCK女王盃(JpnIII)」が大井競馬場でおこなわれます。

 本命に推すのはラビットランです。昨年、一昨年は芝・ダート二刀流で活躍し、競馬界の大谷翔平選手の女版といった本馬ですが、ダートで掲示板を外したのは6戦して僅かに1回のみ。デビュー4戦目以降芝を使われ、3走前に再びダートへ矛先を向けると、交流重賞スパーキングレディーカップ(JpnIII)で3着。前々走のブリーダーズゴールドカップ(JpnIII)では、プリンシアコメータ、クイーンマンボ、ハービンマオなど、重賞勝ち馬を相手に4番手から4角先頭の強気な競馬で2着に0秒8差を付ける強い競馬。それも最後は流して次位に0秒7差を付ける最速の上がりを使っており、強さが際立ちました。前走のJBCレディスクラシック(JpnI)では、アンジュデジールとデッドヒートの末、敗れはしたものの、牝馬ダート路線でトップクラスの実力があることを見せつけました。今回はメンバーレベルがグッと楽になり、ここは負けられません。

 相手本線は昨年メキメキと力を付けたアイアンテーラー。昨年一年間で5勝を挙げ、特に5勝目は交流重賞であるクイーン賞(JpnIII)。ハナを切って1000m通過が1分00秒2の淀みのない流れを作り、上がりをメンバー中2位タイでまとめられてしまえば、後続はなかなか追いつくことはできません。今年緒戦となりますが、状態は良さそうで、しっかりと仕上がっています。勢いもあり、ここも崩れることは考えにくいでしょう。

 一発なら末脚が魅力なビスカリア。

 以下、エイシンセラード、クレイジーアクセル、ブランシェクールまで。

◎(6)ラビットラン
(13)アイアンテーラー
▲(1)ビスカリア
△(3)エイシンセラード
△(8)クレイジーアクセル
△(10)ブランシェクール

買い目
【馬単】4点
(6)→(1)(3)(13)
(13)→(6)
【3連複1頭軸流し】10点
(6)−(1)(3)(8)(10)(13)
3連単フォーメーション】8点
(6)→(1)(13)→(1)(3)(8)(10)(13)

※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで推奨した4頭で決まり、3連単100万越えあり。

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