クリスマスが終わって年が明け、そろそろクリスマスツリーを片付けようと思っていた米バージニア州の女性はある日、家中に突如として現れた百匹ものカマキリに度肝を抜かれた。

バージニアスプリングフィールドに住むモリークルーズさんは、昨年のクリスマスに合わせて本物のモミの木を購入した。しかし年が明け、ツリーを片付けようとしていた矢先、ツリーの下に思いがけない“贈り物”が残されていることに気が付いた。

「家中の壁や窓に、小さなカマキリがウジャウジャ現れました。何をするというわけでもありませんが、ただもの凄い数のカマキリが家中を這いつくばっていたんです。光のある所が好きなようで、そこらじゅうカマキリだらけになりました。」

「それで、モミの木の下のほうの枝を見たところ、くるみほどの大きさの茶色い卵鞘がくっついていたのです。」

「寝室や浴室にカマキリが入り込んだりしたら…と思うとゾッとしますが、ググったら、カマキリは昆虫を食べるので有機園芸に使う人もいるんだそうです。嫌われ者ってわけではなく、益虫として活躍しているんですよ。」

『ABC7 WJLA』のインタビューにこのように語ったモリーさんの職業は獣医。突然現れたカマキリに驚きはしたものの、卵鞘が付いた枝を切り取り、大きなプラスチック製のケースに入れて自宅で飼育を始めたようだ。

モリーさんは「掃除機で吸い取ってしまうとか、潰してしまう人もいると聞きますが、私はミバエ(果実蠅)をエサとして与えて、誰かがもらってくれるまで育てることにしました。すでに孵化してしまったカマキリは、空の靴箱と封筒を使って地道に収集していますよ」と語り、苦笑した。一つの卵鞘からは100~200匹のカマキリが孵化するようで、すでに100匹以上を捕獲したということだ。

小さな容器に入ったミバエを購入し、親身になってカマキリの世話をするモリーさんだが、「来年は本物のツリーは買わない」と断言している。今は小さなカマキリでも脱皮を繰り返した成虫は15cmにもなるというから、引き取り手をはやく見つけないと大変なことになりそうだ。

“They are crawling on the ceiling, crawling on the windows…” @ABC7News at 6pm… pic.twitter.com/AqjlG12JbU

Tim Barber (@ABC7TimBarber) 2019年1月4日

画像は『Tim Barber 2019年1月4日付Twitter「CREEPY: Before it was tossed in the trash― a #Virginia woman’s Christmas tree gave her one last gift…」』『Daniel Reed 2017年12月10日付Facebook「If you happen to see a walnut sized/shaped egg mass, on your Christmas tree, don’t fret, clip the branch and put it in your garden.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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