フジテレビ深夜アニメ枠「+Ultra」で現在放送中の「revisions リヴィジョンズ」(毎週水曜夜0:55-1:25、フジテレビ系)。

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このアニメは、ある日突然、渋谷の中心部が300年以上先の未来へ跳ばされてしまう“渋谷転送”に巻き込まれた高校生5人組と人々のリアルな人間模様と戦いを描く青春(ジュブナイル)“災害”(パニック)群像劇(アンサンブル)。

幼い頃に誘拐された過去を持つ高校2年生・堂嶋大介(CV:内山昂輝)が、幼なじみの張・剴(ガイ)・シュタイナー(CV:島崎信長)らと共に、未来人「リヴィジョンズ」や巨大な機械の化け物と戦っていく。

テレビジョンでは、メインキャストを務める内山&島崎のインタビューを実施! 前編となる今回は、作品の見どころやキャラクターへの思いなどを語ってもらった。

■ 主人公は“やばい”キャラ!?

――本作に出演が決まったときの感想を教えてください。

内山:僕の場合、オーディションが無かったので「なんで自分なんだろう?」と思いました。そこから、作品や大介というキャラクターの概要を聞いていくうちに、「このキャラクターに呼ばれた自分はみなさんからどう思われているんだろう?」って(笑)。でも、そうやってみなさんから期待されたなら、とにかくアフレコには気合いを入れて望もうと思いました。

――内山さんから見た大介の印象はいかかですか?

内山:先行上映会では「やばい」と何度も言ってしまいましたけど、100パーセント理解できないわけではないです。大介に限らず、彼らは幼少時に巻き込まれた事件でミロという謎の女性に出会い、そこで謎の言葉を託されます。そんなものを背負ってしまったら、周囲からはやばそうに見える思いに囚われることもなくはないだろうなと。

心の奥底に塗り込まれた、そういう呪縛を抱えてきたから、いまは少しおかしく見える行動を取っている…という流れを意識しました。ただ単に変なキャラクターにしてしまうと見ている人にうまく伝わらないので、ある種のリアリティーを大事にしています。

■ キャラクターとの共通点は?

――島崎さん演じるガイは、大介をたしなめる役割もあります。ガイとご自身が似ている部分はありますか?

島崎:似てる部分ですよね。ガイと…?

内山:いや、けっこう似てるんじゃない。こう、キラッてきらめくかんじが。

島崎:まじで!? 内山さんからのイメージがそうだったならうれしいです(笑)。

でも、なんやかんや自分本位になっちゃうところかな。ガイは、良い意味でとても恵まれているので、相手の立場で考えることができないんです。だんだん、そういった完璧ではない人間らしい部分も出てきて面白かったですね。

――内山さんは、ご自身と大介で似ている部分や収録で活かされた点はありますか?

内山:僕も自分の中にやばい部分は絶対にあると思っていて。あんまり表には出さないようにしているんですけど(笑)。そういう危うさを表現するのに、収録が始まってから色々とアイディアが浮かんできました。

あとは、アフレコ現場で生まれるものも大きかったですね。第1話のメールが届く場面では、大介は「よし、きた!」って喜んでいるように見えるんですが、「喜ぶ…?いや、普通は喜ばないだろう」とか、「でも大介だったらやるのかなぁ」とか自分では悩んだのですが、そこは演出を頼りにしました。序盤はスタジオでテストをやったあとに、「もっと派手に大きくやってもいい」「せりふに殺意が足りない」と言われることも多かったです。そういう意見を大切にしつつ、また自分の中でもいろいろ考えて演じました。

■ 主人公なのに“殺すつもりで”演じた

――島崎さんは、その“殺すつもり”の演技を聞いていかがでしたか。

島崎:めっちゃ楽しかったですよ。毎回、内山さん演じる大介に夢中でした。最初は、ディレクションで「そんなキャラなの!? 主人公なのにそれで大丈夫なの!?」というものでも、内山さんが豊かな大介を表現していたので、毎回楽しくて面白かったです。

「これは運命だ」「俺はずっと待っていた」みたいなせりふって、よくあるじゃないですか。普通に格好よく言うこともできるのに、あんなに…。あそこまでね、やばいっていうのが(笑)。

内山:やれって言われたんだよ(笑)! いろいろ演出されてああなっていったから。

島崎:「ここでこういう言い方する!?」とか、大介の言い方がすごく面白いので、ぜひ注目してみてください。

――「revisions リヴィジョンズ」の序盤での見どころを教えてください。

内山:最初は、いかに日常が壊されていくか。実際にこうなったらいやだな、というのをフィクションで仮体験する楽しさがあります。そこから、高校生たちに限らず大人も含めて、それぞれの立場の人がどう生き抜いていくのかが見どころです。

島崎:画的な話をすると、今回は3DCG。モーションキャプチャーで撮っている箇所もあるんですけど、各キャラクターに担当の役者さんが付いていて、演技しながらモーションを撮ってくださっています。

普段は、アニメーターさんが絵の芝居を付けてくださって、僕らが声の芝居を付けていって…という合作のイメージ。今回は、モーションキャプチャーの演者さんと、僕らの声と、CGアニメーターの方との合作です。生身の人が演じた動作が活きているので、細かい動きにも注目していただければと思います。

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