gp.jpg 国際環境NGOグリーンピース放射線安全アドバイザーのヤン・ヴァンダ・プッタ氏は2011年3月30日記者会見で、「政府は避難指示の範囲を30キロメートルに広げ、そこから外の範囲でも段階的に住民を避難をさせるべき」と述べた。

 国際環境NGOグリーンピースは、世界的な規模で起こる環境問題に取り組む団体。同団体は、東日本大震災で深刻な状態が続く福島第1原発について、放射線専門家らで構成される放射線調査チームを派遣、独自の調査をすすめていた。

 その報告の場である記者会見で、調査チームの一員である放射線安全アドバイザーのヤン・ヴァンダ・プッタ氏は、

3月27日の調査によると、飯舘(いいたて)村(※原発から約40キロメートル)では、1時間あたり平均約8~10マイクロシーベルトの放射線量であった。これは政府が発表したものと同じ数値なので間違いのないもの」

とした上で、

「こうした放射線量の数値であるとき、政府がとるべき行動に間違いがある。このように汚染の激しい地域からは、住民、特に妊婦と子供はすぐに避難させるべき」

と政府が避難指示を出している範囲に疑問を呈した。

 ヤン・ヴァンダ・プッタ氏は、避難するべき範囲を政府が指示している20キロメートルから「30キロメートル」に広げるべきとし、そこから外の範囲でも段階的に緊急度の高い妊婦と子供を優先して避難させるべきだと提言した。

【関連サイト
国際環境NGOグリーンピース 公式サイト

国際環境NGOグリーンピース記者会見
http://live.nicovideo.jp/watch/lv44833401
(番組はタイムシフト機能2011年4月6日まで視聴できる)

丹羽一臣

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