トゥールーズは22日、クープ・ドゥ・フランスのラウンド32でスタッド・ランスと対戦。4-4で迎えたPK戦の末に4-3で勝利した。日本代表DF昌子源は、公式戦2試合連続フル出場を果たした。

19日に行われたリーグ・アン第21節のニーム戦で新天地デビューを飾った昌子。この日も先発でピッチに立つと、20分にランスのセイ・オジョにシュートを打たれてしまうが、無人のゴールに吸い込まれそうなところをカバーするなど、好プレーを見せる。するとトゥールーズが44分にボックス右外からのFKをイセカが頭で押し込んで、先制点を奪った。

しかし後半開始2分、ランスの左サイドへのロングボールに対して昌子が体を入れて対応しようとするが、処理ミス。そのままディアに入れ替わられて、ボックス左からゴールに突き刺されてしまう。

失点に絡んでしまった昌子だったが、68分には自身の縦パスが起点となった攻撃からマヌ・ガルシアがミドルシュートを突き刺して、再び2-1と勝ち越しに成功する。

それでも77分、ランスにロングパスで左サイドの裏を突かれてしまうと、折り返しをマルバン・マルタンに合わせられる。これに対して昌子が懸命に足を延ばしてブロックするも、ボールはそのままゴールに吸い込まれた。

その後も譲らない両者は1点ずつを取り合って、3-3で延長戦に突入。さらにその延長戦でも1点ずつ加点し、4-4で決着はPK戦に委ねられた。両チームともに2人目が失敗して3-3で迎えた5人目、トゥールーズのグラデルが成功。すると、ランスのカファロのシュートはクロスバーに直撃し、決着が着いた。

120分間の死闘を制したトゥールーズがベスト16進出を決めた。

トゥールーズ 4-4(PK:4-3) スタッド・ランス
【トゥールーズ】
イセカ(前44)
マヌ・ガルシア(後23)
イセカ(後37)
グラデル(延後14)
ランス
ディア(後2)
レミ・ウダン(後32)
シャバレリン(後42)
カファロ(延後3)

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