北海道コンサドーレ札幌は24日、DF河合竜二(40)が現役を引退したことを発表した。また、同クラブへのフロント入りも併せて伝えている。

西武台高校から浦和レッズに加入してプロキャリアをスタートさせた河合。しかし、思うような出場機会を得ることができず、2002年に契約が満了した。その後、2度のトライアウトを経て、横浜F・マリノスに入団。2003年にはJ1リーグ・2ndステージ優勝に貢献し、2008年からはキャプテンを務めるなど8年間、トリコロールユニフォームを身にまといプレーした。

その後、2011年に北海道コンサドーレ札幌に完全移籍。加入初年度からキャプテンを任され、同年にJ1昇格に導いた。翌年に再びJ2に降格したが、2016年には再びJ1昇格の力に。しかし、昨シーズンは公式戦での出場はなく、昨年12月に契約満了となっていた。

キャリア通算では、J1で191試合9ゴール2アシスト、J2で147試合2ゴール2アシストリーグカップ戦で40試合出場、天皇杯で4試合出場。

引退後は、コンサドーレリレーションズチーム・キャプテン(C.R.C)としてクラブをサポート。パートナー企業、サポーター、ホームタウン、行政機関、メディアなど、クラブを支えてくださる皆さまとクラブをつなぐ存在として、多方面に渡って活動していくようだ。

22年間の現役生活に終止符を打った河合は、クラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。

2018シーズンをもって現役を引退する事を決意致しました」

「プロ生活22年間。日本代表にも入ったことのない自分がここまで長くサッカーをやれたのも周りの方の支えがあったからこそだと思っています」

「両親を始め、家族、友人、自分を支えてくれた方。少年団から中学、高校、浦和レッズ横浜F・マリノス北海道コンサドーレ札幌在籍時の自分のサッカー人生に関わる全ての皆様に感謝します」

「そしてファン、サポーターの皆様。ホームはもちろん、遠くアウェーまでも多くのサポーターに駆けつけていただきありがとうございました。皆んなの声援が力をくれました。時にはぶつかった事もあったけど、辛い時期もいつもどんな時だって全力で応援してくれる姿は最高でした!!」

「今後はクラブのフロントスタッフとして、コンサドーレに関わらせていただく事になりました」

「自分の今までの経験を生かし、クラブと大好きな北海道がより一体感を持って戦えるように努めていきます。今後も自分が大切にしてきた言葉通り、『今、目の前のことを全力で。』変わらず突き進んで参ります!」

「応援よろしくお願いします」

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