横浜市営地下鉄ブルーラインは、あざみ野から新百合ヶ丘へ、延伸!

横浜市川崎市は、横浜市高速鉄道3号線(横浜市営地下鉄ブルーライン)のあざみ野から、新百合ヶ丘へ延伸させる。2030年開業をめざす。

延伸事業の整備効果、延伸区間の費用対効果、採算性が認められることから、横浜市として、事業化させる。

今後、事業許可にむけて、国や関係者との協議・調整をすすめていく。

また、横浜市川崎市で、相互に連携・協力し、早期開業を目指すことを目的として、覚書を交換。

本路線は、横浜市営地下鉄ブルーラインを延伸するもので、横浜市交通局が事業主体として、横浜市営地下鉄 あざみ野駅横浜市青葉区)から小田急線新百合ヶ丘駅南口付近(川崎市麻生区)までの約6kmの区間を整備。横浜市交通局が運行させる。

延伸区間には、新たに4駅を設置。交通政策審議会答申の目標年次である、平成42(2030)年開業をめざす。

ここからは、事業概要、整備効果、費用対効果分析・事業採算性分析について。

横浜市営地下鉄ブルーライン延伸事業概要

※整備延長、概算事業費は、概略ルート3案を基にした数値

整備区間:あざみ野~新百合ヶ丘

整備延長:約6.0km~6.5km

概算事業費:約1690億円~1760億円

ルート・駅位置:新駅4駅(既設あざみ野駅を除く)

事業主体:横浜市交通局(第一種鉄道事業者)

事業スキーム:地下高速鉄道整備事業費補助(想定)

開業:平成42年開業目標(交通政策審議会答申の目標年次)

横浜市営地下鉄ブルーライン延伸整備効果

(1)広域的な鉄道ネットワークの形成

横浜・新横浜都心、港北ニュータウン、新百合ヶ丘・多摩ニュータウンなど、横浜と川崎市北部、多摩地域を結ぶ、新たな都市軸が形成されます。また、災害等による輸送障害発生時の代替経路が確保されます。

(2)新幹線へのアクセス機能の強化

横浜市北西部のみならず、川崎市北部・多摩地区など、広い範囲から新横浜駅へのアクセス機能が強化されます。

(3)移動時間の短縮(例)

○拠点間アクセスの強化

新百合ヶ丘~あざみ野約30分→約10分約20分短縮(乗換なし)

新幹線アクセスの強化

新百合ヶ丘~新横浜約35分→約27分約8分短縮(乗換なし)

(4)沿線地域の活性化

新駅周辺まちづくりの活性化や、ターミナル駅の交通結節機能、沿線地域の公共交通ネットワークの強化に寄与します。

(5)需要予測

約8.0万人/日

費用対効果分析・事業採算性分析

費用便益比(B/C):1.48~1.59(30年)、1.83~1.97(50年)

(※鉄道プロジェクトの評価手法マニュアルに基づき算出)

累積損益欠損解消年:25~30年、累積資金不足解消年:33~36年