アジア杯準々決勝ベトナム戦のキープレーヤーに指名

 日本代表は24日、アジアカップ準々決勝でベトナム代表と対戦する。ここまで4戦全勝も、いずれも1点差での辛勝と僅差の戦いが続いているなか、海外メディアはベトナム戦のキープレーヤーにFW大迫勇也ブレーメン)を指名している。

 グループリーグ3連勝で首位通過を果たした日本は、21日に行われた決勝トーナメント1回戦のサウジアラビア戦では、相手に攻め込まれながらも粘り強い守備で1-0と勝利した。ロシアワールドカップ(W杯)出場国同士の対決となったが、日本の勝負強さが光る展開となった。

 一方、準々決勝の相手であるベトナムは、FIFAランキングこそ日本の50位に対して100位とその差は大きく開いているが、ベスト8まで駆け上がってきたその勢いは決して侮ることはできない。

 そんな一戦に向けて英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は、大迫を日本のキープレーヤーに指名。「このブレーメンストライカートルクメニスタン戦の2ゴールで大会の火蓋を切った。彼は筋肉に負傷の問題を抱えているため確かなことは言えないが、それでも武藤の欠場が彼の復帰の背中を押すことになるだろう」と、累積警告で出場停止のFW武藤嘉紀に代わり、大迫が先発に復帰することを予想している。

 また、衛星放送「FOXスポーツ」アジア版も「前線の大迫のフィットネスは、森保一監督にとって最大の課題として残り続けている」と、万全ではない大迫の状態に不安を示しつつも、その動向に注目している。前回大会ではベスト8で敗退を余儀なくされている日本。準決勝進出を手堅いものとするべく、このタイミングでのエース復帰が決断されるかもしれない。(Football ZONE web編集部)

海外メディアがベトナム戦のキープレーヤーにFW大迫勇也を指名【写真:Getty Images】