たこやきレインボーの“五者五様”の個性が炸裂!関西出身の5人組アイドルグループ「たこやきレインボー」(略称:たこ虹)の各メンバーが、新曲5曲をBGMに挿入した30秒のCM風MVを制作する企画「輝け!たこ虹CMソング大賞」の作品完成披露試写会が1月15日通天閣STUDIO210で行われました。

【写真を見る】クリームコロンのパネルを持つ清井咲希

たこやきレインボーがCM大喜利に挑戦!

リーダーの堀くるみ(19)が「私たちは<大阪から日本を、そして世界を元気に!>をモットーに活動しています。今回の企画も、面白いと思ってもらえるような作品を作って、皆さんに元気を与えられたらと思い、参加させていただきました」と意図を説明。

続いて、清井咲希(19)が「30秒の作品のプロフェッショナルであるCMクリエイターの皆さんにバックアップしていただきました」、根岸可蓮(18)は「30秒だとSNSに載せやすかったり、たくさんの方に気軽に楽しんでいただけると思います」、

彩木咲良(16)も「5つの作品を見比べて楽しんでいただけるように、青春をテーマにした同じ構成の映像に、メンバーがそれぞれ演出やキャッチコピーを考えて違う作品にする、いわゆる“CM大喜利”にチャレンジしたので、個性が出ていると思います」などと、作品の見どころを紹介。

更に春名真依(18)が「関西を拠点に世界で活躍されている江崎グリコさん、ダイドードリンコさん、たこ焼きのわなかさん、ジャンカラを運営されている東愛産業さん、ロート製薬さんの5社様がこの企画を応援して下さることになり、各社の商品を使用させていただいた作品が完成しました」と説明。そして各メンバーが担当した作品の全貌が明らかに!(*各作品にメンバー全員参加)

■ 各メンバーが関西を代表する5社とタッグ

☆清井咲希×江崎グリコクリームコロン

「私はグループの中でも正統派担当なので(笑)」という清井の作品は、女子高生の失恋をストレートに描いたもの。「こういう王道なのも、まずは必要かなと思いました」

☆彩木咲良×株式会社和なか「たこ焼道楽わなか(たこ焼き)」

「大阪らしく、コッテコテな演出に挑戦しました」という彩木の作品には、メンバー5人に紛れて、1人おばちゃんが!「大阪といえば、おばちゃんなので(笑)」

☆根岸可蓮×ダイドードリンコ「ぷるっシュ!!ゼリー×スパークリング」

「私はアニメとか漫画が大好きなので、アニメでよくある青春っぽいシーンをやらせていただきました」という根岸の作品には、メンバー全員が食パンをくわえて走る姿が。

☆春名真依×ロート製薬アクネス」

「どうやったら一番目立てるかなって考えて作りました」という春名の作品は、巻き戻しの編集を加えたもの。「しかも競歩で無表情というシュールな作品になりました」

☆堀くるみ×東愛産業株式会社「ジャンカラ(ジャンボカラオケ広場)」

 「大阪のアイドルとしての誇りを持って、変な走り方の限界に挑戦しました」という堀の作品は、タコのような軟体的な走り方に変顔、セリフの部分は歌うなど、ツッコミどころが満載。「ワチャワチャ感も大事なので、いろいろ詰め込みました」

■ アイドルなのに監督から「もっと半目で!」

全ての作品が披露された後、質問タイムが設けられました。

――制作してみて、いかがでしたか?大変だったこととかは?

春名「一番印象に残っているのはキャッチコピーです。他の商品のキャッチコピーとかも見るようになって、どうやってこれを考えたんやろう?とか、興味が湧き出てきました」

彩木「5つの作品を演じることになるので、切り替えが大変でした。食パンも食べすぎて、お腹いっぱいになりました」

春名「食パンの消費量がすごいんですよ。いろんな角度から撮るので、何枚も食べました」

清井「食パンが軟らかくて、1回走っただけで、ポロッと落ちちゃうんですよね」

根岸「パンをくわえて走ることって難しいんだなって思いました」

清井「30秒で商品の良さを伝えることの難しさを感じて、改めてCMを作っている人ってすごいなって思いました」

堀「私たちがやりたいことを存分にやらせていただいて、楽しい撮影現場でした。他のCMを見ていても、キャッチコピーって面白いなと思ったり、CMって奥が深いなって感じることが出来ました」

――キャッチコピーを作る時は苦労しましたか?

彩木「紙に何度も書いたりしました。(アイデアが)下りてくるというか…」

春名「キャッチコピーを考える仕事をしている方も、お風呂に入っている時とか、歯磨きしている時とか、日常的なタイミングで思い浮かぶことが多いらしくて、私もそういう時に下りてきました」

清井「私も全然思いつかなくて、休もうとしたら、ポッと下りてきたんです」

堀「私は、歌に結び付けて、いっぱい考えて出て来たっていう感じです」

根岸「私もとにかく紙に書いて、いろんな組み合わせを考えました」

――それぞれの作品の裏話的なエピソードを教えて下さい。

春名「私は無表情にこだわりました。普段は笑顔でいる時が多いので、あえて無表情というのが面白いかなと思って。監督さんに<もっと半目で!>とか、<もっとボーッとして!>とか、いろんな指導をしていただいて、あの表情に辿り着きました」

彩木「おばちゃん役で参加していただいた方が走るシーンの時、毎回、息切れしながら走って下さって、めちゃくちゃ優しい方でした。休憩中もたくさん話して下さって…」

春名「空き時間とか、地元トークで盛り上がりました(笑)」

清井「私は王道だからこそ、みんなで演技力を、表情とか、自然なたこやきレインボーを見せることに集中させました」

根岸「私は食パンのどこをくわえたら、揺らすことが出来るのかを勉強しました。食パンが揺れるのが映えるんですよね」

春名「その技術が上達していくっていう(笑)」

根岸「最初は全然揺れてくれなかったんですよ。アニメの世界ってすごいなって…」

堀「絵やからな(笑)。私はとにかく動きを派手にしたかったんですけど、それが難しくて、みんなで練習しました

清井「みんなで列になって走るんですけど、私、一番後ろだったんですよ。前のみんなが面白すぎて、笑いをこらえるのに必死でした」

堀「咲希の笑い声が後ろから聞こえてきました(笑)」

質問タイムが終わり、最後に、リーダーの堀くるみからコメント。「改めて豪華なスポンサーの皆様にご協力いただいて、本当にありがたいなと思います。あと、このCMに使わせていただいた5曲ともフルサイズで収録されている3rdアルバム『軟体的なボヤージュ』が2月27日に発売されますので、こちらもよろしくお願いします!」

「輝け!たこ虹CMソング大賞」の5作品は特設サイトで公開中。各メンバーが考えた演出、キャッチコピー、そしてBGMで流れる新曲を是非チェックして下さい!https://avex.jp/tacoyaki-rainbow/

【取材・文・写真=ポッター平井】

<ポッター平井・プロフィール>構成作家・ライター。MBSラジオNMB48のTEPPENラジオ』などを担当。松田聖子さんの“輝き”に魅せられて以来、30年以上アイドルを応援し続けるアイドルサポーター。(関西ウォーカー・ポッター平井)

たこやきレインボーの左から春名真依・彩木咲良・清井咲希・根岸可蓮・堀くるみ