チームの補強ポイントを考えるときに、もう一つ見ておいたほうがいい指標があるんです。それって、警告数と退場数。まぁ通常、警告や退場があるってことは守備で後手に回ってしまうからなんですね。普通はFWが「あのやろう、ぶっ飛ばしてやる!!」って足上げてスライディングとかあんまりないわけですよ。

「あ、味方がやたら不用意にボールを奪われたおかげで、ここを突破されちゃったらむっちゃ守備が厳しくなる!! FWさん、ゴメンね!!! ゴキっ」って感じ? そんな自己犠牲的に警告とか退場とかもらってるって考えると美しすぎ? もっと「あいつ、生意気すぎるぜ」ってやっちゃってる?

いえいえ、それはあまりに悪い方向に考えすぎ……ちゅうか、そう言えば身に覚えが……うちのチームの○○は絶対ただ単に削っているような……。

ままま(汗)、それはおいといて。2018年のJ1リーグで考えて、警告を1ポイント、退場や退席を3ポイントとして計算すると、こんな感じになるんですよ。

広 島 28
C大阪 29
浦 和 31
長 崎 33
FC東京 34
仙 台 39
川 崎 40
鹿 島 43
柏 43
湘 南 44
G大阪 44
清 水 45
磐 田 49
鳥 栖 51
横浜FM 53
名古屋 54
札 幌 73
神 戸 77

あー、神戸が今年浮上するためのポイントって、ここにあるんじゃないですか。数ポイントの差なら主審の判断のブレって強弁できるかもしれないけど、ここまで違ってたら問題があったのは明らかでしょ?

ちゅうことで3週にわたってお送りした、日本代表を忘れてJリーグの数字で遊んでみよう! 企画。いかがでしたでしょうか。それではまた来週、別の数字でお会いしましょう。


【倉井史也】 試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。
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