TOKYO MX地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。1月24日(木)の放送では、「ZOZOTOWN」への出品を中止するブランドが相次いだニュースから、ゲスト出演者がブランド価値などについて意見を交わしました。

株式会社ZOZOが運営する日本最大級の衣料品通販サイト「ZOZOTOWN」への出品を停止する企業が相次いでいます。

2018年12月、アパレル大手の株式会社オンワードホールディングスが、ZOZOTOWNで展開しているブランドの退店の手続きを進めているとし、話題となりました。その後、子ども服ブランド「ミキハウス」を展開する三起商行株式会社、ジュエリーブランド「4℃」などを展開する株式会社4℃ホールディングスも出品中止を決め、“ZOZO離れ”が加速しています。

◆企業はなぜ「躊躇する」?

“ZOZO離れ”の背景には、2018年12月25日(火)からスタートした会員制の割引サービス「ZOZOARIGATO」の影響があると見られています。

このサービスは、ユーザーが年額3,000円もしくは月額500円を支払えば、購入時に常時10%割引が受けられるというものです。割引分はZOZO側が負担しますが、企業側からは「割引によってブランドイメージが損なわれる」との反発もあるようです。

このニュースを受けて、ゲッティイメージジャパン代表の島本久美子さんは企業の“割引”戦略について、次のように述べました。

「このシーズンにはこれくらい割り引いて販売したいなど、割引はそれぞれの会社が考え、戦略的に行うもの」

しかし、ZOZOARIGATOシーズンを問わず、年中10%割引となるサービスです。そのため、「企業側によっぽとのメリットがないと(出店を)躊躇すると思う」と、企業側の心情を推し量りました。


◆時代の流れとそれぞれの戦略

慶応義塾大学特任准教授でプロデューサーの若新雄純さんは、人々の“ブランド価値”への考え方について言及します。

かつては、手が届きづらいものにブランド価値が生まれるという考え方があったものの、今は「身近で、日常生活のなかにうまく組み入れられるからこそ、という考え方に変わってきているかもしれない」と推測する若新さん。その時代の流れのなかで、“売る工夫”に積極的に取り組んできたZOZOには一目置いている様子。「お客さんが(商品を)買いたくなるような習慣を作ったり、(使いやすい)インターフェイスを追及してきたりした」と振り返ります。

そして、「企業が古いブランドの考え方にこだわれば、若者のライフスタイルに置いていかれてしまうこともあるかもしれない」とし、次のように述べました。

「結局は“お客さんがどう思うか”。ブランドは、お客さんとのコミュニケーションでできていく」

ZOZOTOWNへの出品停止を決めたブランドについては、「これから自力でやれるかどうかというところ」と動向を見守るよう。今回のニュースについては、「値引きがどうこうと言うより、これまであまりにも(企業がZOZOTOWNの)プラットフォームに任せきってきたことに対する、自己反省も含めた反発なのでは」と意見しました。


番組では、視聴者に「値引きするとブランドの価値が下がると思いますか?」というテーマで生投票を実施。「思わない」との意見が上回る結果となりました。

◆値引きするとブランドの価値が下がると思いますか?
思う……1,065票
思わない……1,332票


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<番組概要>
番組名:モーニングCROSS
放送日時 :毎週月~金曜 7:00~8:00
レギュラー出演者:堀潤、宮瀬茉祐子
番組Webサイトhttp://s.mxtv.jp/morning_cross/

相次ぐブランドの“ZOZO”離れ… 値引きでブランド価値は下がるのか?