1月下旬までに発表され、話題となった劇場版アニメ関連のニュースをファンの声と共におさらい。山本寛監督作『薄暮』の声優が発表、『ガンダムNT』の敵役ゾルタン様の毒舌ぶりが人気になど、見逃していた人は要チェック!

【写真を見る】2016年に第10回声優アワードで新人男優賞を獲得するなど実力派の若手声優・梅原裕一郎が演じるゾルタン・アッカネン

山本寛監督作『薄暮』で声優に起用されたのは?

Wake Up, Girls!」「らき☆すた」の山本寛監督の最新作で、福島を舞台に高校生の青春を描く『薄暮』(5月24日福島県先行公開)の声優が発表になった。ヒロインの佐智を声優初挑戦の桜田ひより、その相手役を加藤清史郎という若手実力派俳優の共演に好意的なコメントが多いが、“人気どころを集めたね”とアニメファンとしては、下野紘島本須美福原香織花澤香菜佐倉綾音ら脇を固める本職の方々がやはり気になる模様。俳優陣のアニメファンからも絶賛されるような仕事ぶりに期待だ。

■ 『ガンダムNT』の敵役ゾルタン様の毒舌ぶりが人気に!

昨年11月に公開がスタートし、ロングランヒット中の『機動戦士ガンダムNT』。今月中旬、公式サイトにアップされた1本の動画が話題になっている。ジオン軍のキャラクター、ゾルタンが“宇宙世紀”についてわかりやすく解説するという「ゾルタン様の3分でわかる宇宙世紀」がそれで、梅原裕一郎演じるゾルタンがシャア(クワトロ・バジーナ)の『機動戦士Zガンダム』時のノーマルスーツ姿に対し“赤い彗星なのに黄色いからダメぇ!”など毒舌ぶりを披露。“これ、何度も見たくなるわ”“公式でこれやってるのスゴイ(笑)”とSNSでの反響が絶大。ぜひ、ゾルタン様を主人公にしたスピンオフの制作もお願いしたいものだ。

■ 『閃光のハサウェイ』映画化に寄せた原作者のコメントにファンは?

ガンダムNT』の次の劇場版として2020年冬の公開が予定されているのが『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』。同作の原作者である富野由悠季は「30年ちかく前に書いたノベルスが映画化させるのはうれしい」というコメントを発表したが、ガンダムファンもこれに呼応するように反応。“全文読むと富野らしい”“なんか哲学的だ”など、うれしいと言いつつも純粋によろこんでいないのでは?と読んでいるファンが多い様子。実際に映像を見たとき、富野氏がどのような感想を述べるのかにも注目したい。

■ 『未来のミライ』がアカデミー賞候補に!

1月22日、第91回アカデミー賞のノミネート作品が発表され、『未来のミライ』が長編アニメーション賞の候補となった。細田守監督作品としては初のノミネートに“受賞してほしい”など応援する声が多いが、“今回は粒ぞろいだからな…”と『スパイダーマン:スパイダーバース』『シュガー・ラッシュ:オンライン』などの強力なライバルを前に難しいと見る人も。気になる授賞式は日本時間の2月25日(月)。テレビの前で結果を確認しよう。(Movie Walker・文/トライワークス)

主人公・佐智役で声優初挑戦の桜田ひより(写真右)と加藤清史郎