出場機会を求めるハドソン=オドイ、クラブ間合意に至らない現状に不満か

 バイエルン・ミュンヘンから4度に渡るオファーを受けているチェルシーU-19イングランド代表FWカラムハドソン=オドイが、ついにクラブへトランスファーリクエストを出したと、英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。再三のアプローチを受けながらも、首を縦に振らないクラブに対して痺れを切らしたようだ。

 チェルシーは18歳のハドソン=オドイに対して週給8万5000ポンド(約1230万円)という待遇で契約延長を打診したが、これを拒否されたという。

 一方のバイエルンは、今冬の移籍市場だけで4度のオファーを送っている。最新のオファーでは、移籍金3500万ポンド(約50億円)を提示したとされている。

 同選手はチェルシーのトップチームで14試合に出場しているが、プレー機会の少なさに満足していないという。これが新たな挑戦として、バイエルンへの移籍を熱望している大きな理由となっている。

 クラブ間合意が得られない状況に痺れを切らしたのか、ハドソン=オドイはついにクラブへトランスファーリクエストを出したようだ。これにより移籍が決まるわけではないが、クラブに対してより明確な意志表示を行った。

 ドルトムントのMFジェイドン・サンチョレバークーゼンのFWリースネルソンなど、イングランドの若手選手がドイツに渡るケースは一大トレンドとなっている。ハドソン=オドイも彼らに続き、国外で成功を収める選手となるのだろうか。(Football ZONE web編集部)

チェルシーのFWカラム・ハドソン=オドイ【写真:Getty Images】