2018年10月に発売され人気を集めている、PlayStation VR(以下PSVR)用アクションゲーム「ASTRO BOT: RESCUE MISSION(以下ASTRO BOT)」が、開発段階ではマルチプレイヤー機能を有していた可能性が高いことが改めて確認されました。

今回の情報は2019年1月24日に米PlayStation.Blogに投稿された「ASTRO BOT」の開発を振り返る記事に掲載された画像で明らかになりました。


(開発中の「ASTRO BOT」。画面上に複数のプレイヤー在が確認できる)

「ASTRO BOT」は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントSIE) JAPAN Studioの「ASOBI! Team」が開発を担当した1人用VRアクションゲームです。PSVRならではの特徴を活かし、コントローラーだけにとどまらない多彩なアクションで攻略していきます。プレイヤーは主人公の「ASTRO(アストロ)」と共に、迷子になってしまった仲間「BOT」(ボット)たちを助け出すためにステージを冒険します。

協力モード自体は2018年に既に判明

開発段階の「ASTRO BOT」にマルチプレイヤー機能が実装されていたことは、2018年11月の段階で既に明らかになっていました。「ASTRO BOT」開発者の1人のNicolas Doucet氏が同月、Road to VRの取材に、マルチプレイヤー機能が、「ASTRO BOT」から最終的にカットされたことを告白しました。今回、米PlayStation.Blogに掲載された画像によって、 Doucet氏の発言が裏付けされました。

同氏によると、カットされたマルチプレイヤーモードは、オフライン形式の協力プレイだったとのことです。 Doucet氏は協力プレイを、1人のPSVRユーザーと、3人の非PSVRユーザーが協力してゲームを進めていくデザインだったと解説しています。

https://www.youtube.com/watch?v=U1NNUUA07jI

 Doucet氏はRoad to VRの取材に対して、以下のようにコメントしました。

「協力プレイモードは間違いなく楽しいシステムでした。ですが我々はすぐに(マルチプレイヤー機能を実装する場合)非VRにも対応するゲームシステムを構築する必要が生じることに気が付いたのです」「レベルデザインの拡張にも限界があり、最終的に非VR対応モードは諦める(マルチプレイヤー機能もカットする)ことにしました」

(参考)UploadVRRoad to VR

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