エンターテインメントの第一線を走り続ける夏木マリが1月26日(土)と27日(日)の2日間、3年目となるブルーノート東京公演「MARI de MODE 3」に出演した。
初日の1月26日(土)にデジタルリリースされた大沢伸一氏プロデュースの新曲『Co・ro・na/ 私を生きて』をオーディエンスの前で初披露。新曲に加え、今年も90年代から00年代にかけリリースされた小西康陽氏プロデュース楽曲、2008年にリリースした「THE HIT PARADE」からダイナミックに歌いあげ、ジャジーでシアトニカルな世界を繰り広げた。


バンド・メンバーは、天野清継(ギター)、久米大作(ピアノ、キーボード)、竹上良成(サックスフルート)、川崎哲平(コントラバス)、山内陽一朗(ドラムス)、斉藤ノヴ(パーカッション)。ステージには先にこの名プレイヤーたちが登場し、ジャジーなインストゥルメンタル曲を奏でながら主役を待ち構える。オーストリッチのフェザーを袖にあしらい、背中を大胆に開けたブラックドレスの夏木は、40年代のサン=ジェルマンを彷彿とさせるジャジーなヘアスタイル、ミステリアスなアイメイクで登場すると、「港のマリー」、「かもめ」を続けて颯爽と歌い、MCへ。歌っている時のスタイリッシュさと、トーク時の親しみやすさ、そのコントラストが観客の心を惹きつけた。“今夜は、気持ちのいい時間を皆さんとご一緒できたら”という声に応えるように、超満員の客席からは大きな拍手が沸き起こった。「ミュージシャン」、メンバー全員のソロをフィーチャーした「セロニアス・モンク」、男性から特に人気のある曲「二の腕」など“夏木マリ流ジャズ”と呼びたくなるナンバーを続けた後、中盤では“映画音楽”から「Over the Rainbow」「ケ・セラ・セラ」「アラバマソング」を歌唱。ブルース・ロック風にアレンジされた「ケ・セラ・セラ」では天野清継のエレクトリック・ギターも炸裂し、エンディングの夏木のシャウトも圧巻。さらに2008年のカヴァー・アルバム『THEHITPARADE』から「スーダラ節」「月影のナポリ」をグルーヴィーに歌唱、最高潮に盛り上がり本編を終了した。

鳴り止まない拍手に応えたアンコールには、軽やかでエレガントなピンクとブラックのファーケープ、頭にはチュールを、リップはダークカラーという、雰囲気をガラリとかえたスタイルで登場。初日(1月26日)にデジタルリリースされたばかりの「Co・ro・na」と「私を生きて」を披露。夏木マリ自ら、敬愛する大沢伸一と創った意欲作(作詞は、前者が東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦、後者がUA)。“私の音楽史上、いちばん攻めてる曲だと思います”という言葉に偽りなしの音楽世界。2019年も歌手・夏木マリの意欲は高まるばかりだ。

セットリスト
M-01 港のマリー(95年「9月のマリー」より)
M-02かもめ(02年「パロール」より )
-MC-
M-03ミュージシャン(95年「9月のマリー」より)
M-04 セロニアス・モンク(05年「戦争は終わった」より)
M-05 いちばん好きなもの(95年「9月のマリー」より)
-MC-
M-06ゴリラ(96年「GORILLA」より)
M-07 二の腕(02年「パロール」より)
M-08 むかし私が愛した人(95年「9月のマリー」より)
M-09 私のすべて(96年「GORILLA」より)
-MC-
M-10Over the Rainbow
M-11Quesera sera(07年「ジビエ・ド・マリ2」より)
M-12アラバマ・ソング(13年「印象派コレクション」より)
M-13 鎮静剤(95年「9月のマリー」より)
M-14 私は私よ(02年「パロール」より)
M-15スーダラ節(08年「THE HIT PARADE」より)
M-16TintarellaDi Luna ~月影のナポリ~(08年「THE HIT PARADE」より)
アンコール
M-17 Co・ro・na(2019年1月26日デジタルリリース)
M-18私を生きて(2019年1月26日デジタルリリース)



【リリース情報】
「Co・ro・na/ 私を生きて」1月26日(土)デジタルリリース
1.Co・ro・na<作曲: 大沢伸一/作詞: 谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)>
2.私を生きて <作曲: 大沢伸一/作詞: UA>
3.Co・ro・na(Live Arrangement)
Produced by:大沢伸一MONDO GROSSO

配信URL:https://lnk.to/marinatsuki-0126

「Co・ro・na」のMUSIC VIDEOも同時公開:https://youtu.be/VQMKtOFV6sA

配信元企業:株式会社MNS TOKYO

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