北海道札幌市札幌市資料館で2月1日(金)から11日(月・祝)まで、「さっぽろ垂氷(たるひ)まつり2019」が開催される。

【写真を見る】人工氷柱製造装置。水滴の垂れるコアが自動制御で作動し、自然とは異なる氷柱ができる

北国の暮らしにとって身近な「つらら」をテーマに、アートやサイエンス、暮らしや文化などさまざまな側面から札幌の冬を再発見する10日間。垂氷(たるひ)は「つらら」の古語名で、氷柱(つらら)とも書く。

4回目となる2019年のテーマは「環境」。さまざまな方向に伸びるつららや、コンピュータ制御され人工的に作られた不思議な形のつららのほか、温度・湿度などの環境情報を色の変化で表現する光の壁が展示される。

また、裏庭にはつららができやすい構造で作られた「垂氷小屋」も設置する。会場に現れるさまざまな「つらら」を見ることができる。また、会場内にあるSIAFラウンジでは3Dプリンタで作られた人気のつららアクセサリーを展示・販売する。

担当者は「4年目の開催となる今年のテーマは『環境』。ここでしか見ることが出来ない360度の方向に伸びる氷柱や、コンピュータ制御により人工的につくりあげるつららなどを展示します。また、複数の場所に設置したセンサーで取得した環境情報をもとに、随時変化する光でつららの壁として表現する作品も設置します。

その他、つららをモチーフとしたアクセサリーやグッズの展示なども行っておりますので、ぜひお越しください。普段なかなか気付くことのできない冬の札幌の環境変化を美しい造形や光のつららで体感いただければと思います」と展示内容についてより詳しく教えてくれた。

北国の暮らしにつきもののつららがアートに。寒さが生み出すアート作品を見に行こう。(東京ウォーカー(全国版)・ウォーカープラス編集部)

回転式巨大つらら製造装置。遠心力を利用し、噴霧された水滴が見たこともない氷柱の造形を作る