「ビールを飲みながら映画でも!」ちょっとした息抜きに観ることが多い映画やドラマですが、そこから仕事・恋愛・日常生活に使えるヒントが得られることがあります。この記事では転職活動に使えるヒントがある映画・ドラマを紹介します。

転職活動中に映画やドラマを観る意義は?

あなたには心に残る映画やドラマはありますか?

印象に残る台詞、俳優の演技力、巧みなストーリーライン、物語性など映画・ドラマには私たちの心を動かす何かが潜んでいます。
映画・ドラマ鑑賞は気分転換になるのはもちろん、悩み解決のヒントを得たり、考え方や行動を変えるきっかけを掴んだりと、意外な効果があるものです。

ビジネスマンにとってのロールモデル

人が成長していくためには「ロールモデルの存在」が必要と言われています。若手転職者が転職を志したきっかけとして「社内にロールモデルとなる人がいない」というのがよく挙げられますが、少しだけ発想を広げればロールモデルは同僚・先輩に限らなくともよいはず。映画・ドラマのフィクションの世界にだって、あなたの成長に役立つものがあるかもしれません。

一般的に本をたくさん読む人は教養があると言われますが、映画・ドラマも「そこから何を学び取るか」によって同じことが言えるのではないでしょうか。

次項からは、転職活動に役立つであろう映画・ドラマ作品を紹介していきたいと思います。

▽みんなはどんな映画を見ているの?
おすすめの映画(洋画)のクチコミ・掲示板 - みん就(みんなの就職活動日記)

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転職活動中にヤル気・元気が出る!おすすめの映画・ドラマ

(1)「幸せのちから」

2011年アメリカ
主演:ウイル・スミス
監督:ガブリエルムッチーノ
日本公開:2011年1月
公式サイトhttp://www.sonypictures.jp/he/771878

概要

事業に失敗し、全財産21ドルのホームレスになった男が、ある人物との出会いをきっかけに再起を目指し、多くの苦難を乗り越えながらもやがて実業家として大成功を収めるまでサクセスストーリー。実在の実業家クリスガードナーの半生を描いた感動作。

ここがおすすめ

主人公クリスの決してあきらめない不屈の精神には頭が下がります。どれだけ苦境に陥っても、自ら活路を見出していく姿には転職者の方も勇気付けられるのではないでしょうか?

(2)「イエスマン”yes”は人生のパスワード」

2008年アメリカ
主演:ジム・キャリー
監督:ペイトン・リード
日本公開2009年
公式サイトhttps://www.warnerbros.com/yes-man

概要

銀行員のカールは、プライベートでも仕事でもすべてに「NO」と答える男。ある日、彼は自分が孤独死する夢を見る。自分の未来への不安を感じるようになった彼は、友人の誘いで「イエスマンになることで幸せが掴める」というセミナーに参加する。イエスマンになったカールの人生はどう変わっていくのか?

ここがおすすめ

「NO」としか言わない男が「YES」としか言わない男へ。生き方を極端に変えることで、主人公は「人生において本当に大事なものは何か」を知ることになります。物事をポジティブに捉えていくことの大切さを教えてくれる映画です。転職という人生の岐路に立つとき、自分の価値観・生き方などについて今一度考えてみることも必要かもしれません。これまで自分が当たり前のこととして信じていたことや、自分には無縁のものとして受け入れなかったことが本当にそうなのか?と疑ってもいいかも。

(3)「インターンシップ」

2013年アメリカ
主演:ヴィンス・ヴォー
監督:ショーンレヴィ
公式サイトhttps://video.foxjapan.com/release/internship/

概要

ビリーとニックは時計販売会社の中年セールスコンビ。突然会社が倒産し、仕事を失う。途方に暮れる二人だったが、あのGoogleがインターンを募集していることを知る。優秀な学生たちには到底敵わない二人だったが、落ちこぼれた参加者たちと手を組み、あの手この手のアイデアで逆襲に出る。

ここがおすすめ

まさに「ネバ―ギブアップ」と思わせてくれる映画です。
中年2人が周りを巻き込みながら、天才たちと戦っていく姿を応援せずにはいられなくなります。学歴ではエリートたちにかなわない2人ですが、彼らは人を巻き込むコミュニケーション力と斬新なアイデアを武器に戦っていきます。転職活動の際には、転職後にどうキャリアを積んでいくのかを考えることも大切。ビジネスマンとして成功するために必要なものは何なのか、気付くきっかけとなるかもしれません。

転職活動中役立つヒントがあるかも!おすすめの映画・ドラマ

(1)私がクマにキレた理由(字幕版)

2007年アメリカ
主演:スカーレットヨハンソン
監督:シャリ・スプリンガー・バーマン
参考サイトhttps://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0787MMW1P/miyalog-22

概要

ある上流階級の家に「住み込みの子守」として雇われることになったアニー。わがまま一家に散々振り回されながらも、人間として成長していく女性の姿を描いたコメディー。

ここがおすすめ

ずっと自分のやりたいことを模索していた主人公が、「文化人類学の研究」という目標を見つけて大学院に合格するまでの過程に、「経験に学ぶことの大切さ」が描かれています。目標・やりたいことを常に持ち続けるのは難しいもの。転職面接において「自分のやりたいこと」を明確にプレゼンするのは重要ですが、現状それが明確でない人にとっては難問です。どんな経験も次のステップへのヒントとなることがこの映画から感じられるでしょう。

(2)ショーシャンクの空に

1994年アメリカ
主演:ティム・ロビン
監督:フランク・ダラボン
日本公開:1995年
参考サイトhttp://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=10909

概要

妻とその愛人殺害の罪で投獄された銀行員アンディ。しかし彼は無実であった。腐敗しきった危険な刑務所での暮らしは過酷だったが、アンディは希望を捨てなかった。そして最後にアンディは自由を手に入れる。

ここがおすすめ

この作品で語られるのは、どれだけ過酷で理不尽な環境に置かれたとしても、共に語らう仲間を作り希望を捨てなければ、やがて未来が開かれるということ。どんなに落ち込んだ時でも「明日がある」という勇気を与えてくれる映画です。転職活動がうまくいかずに自分に価値がないと思うってしまう時もあるかもしれませんが、この映画を観ればきっと次の一歩が踏み出せるはず。

(3)就活家族~きっと、うまくいく~

2017年日本のテレビドラマ
主演:三浦友和
監督:秋山純ほか
公式サイトhttps://www.tv-asahi.co.jp/douga/shukatsukazoku

概要

突然のリストラを家族に打ち明けられない父、就活がうまくいかない息子、仕事がうまくいかずに悩む娘、ストレスで爆発寸前の母。そんな崩壊寸前の家族が再生を描いたホームドラマ。

ここがおすすめ

元大手企業の人事部長という輝かしい経歴がありながら、思うような再就職を果たせないでいる姿はかなりリアル。主人公の最後の選択には、仕事と家庭について改めて考えさせるものがあると思います。

キャリアの考え方が参考になるドラマ

(1)シェフ 三ツ星フードトラック始めました

2014年アメリカ
主演・監督:ジョン・ファブロー
公式サイト http://chef-movie.jp/

概要

オーナーとの対立、SNSでの炎上騒動などで一流レストラン料理長の座を追われたカール。家族や友人たちに助けられながら再起を果たすまでを描いたヒューマンドラマ。

ここがおすすめ

離婚した妻の元で暮らす息子との関わりの中で、主人公は「本当に大切なものは何か」に気付きます。人生はわずかな気付きさえあれば劇的に変わることを教えてくれる映画です。
「転職はしたいけれど、転職後の自分がイメージできずに行動できずにいる」そんな人は少なくないはず。それを変えるのはわずかな気付きであり、それは日常のどこにあるかはわかりません。迷ったときこそ新しいことにチャレンジしてみてはどうでしょう。未知の体験からヒントを掴むことがあるかもしれません。

(2)舟を編む

2013年日本
主演:松田龍平
監督:石井裕也
公式サイト https://www.asmik-ace.co.jp/lineup/1302

概要

定年を迎える辞書編集者の後任として、営業から辞書編集に異動となった主人公・馬蹄公也。コミュニケーションが極端に苦手な彼が、数十年を要することもある辞書編集に実直に向き合い続け、やがて辞書作りのキーマンとしてメンバーを率いて辞書を完成させるまでを描いたヒューマンドラマ。

ここがおすすめ

人にはそれぞれ得意分野・才能があり、それに気付くことさえできればきっと成功を手にすることができること、そしてコミュニケーションが極端に苦手だった主人公がそれを克服していったように、時間をかければ苦手なこともある程度は克服できるということを学ぶことができます。
人間関係が上手くいかない、仕事が好きになれない、思うような結果が出せないなど現状に悩んでいる方。自分ではできる限りの努力をしたつもりでも、じつはまだまだやれることがあるかもしれません。また結果が出るまでに思った以上に時間がかかることもあります。悔い無き転職をするためにも、その辺りをじっくり考えてみる必要はありそうです。

(3)ライフ LIFE!

2013年アメリカ
主演・監督:ベン・スティーラー
公式サイト http://www.foxmovies.jp/life/

概要

会社の事業再編に伴い、雑誌LIFEの廃刊が決定する。社内の花形ジャーナリスト・ショーンが指定した「最終号の表紙を飾る写真」はあるはずのところになかった。写真を探し、奔走する主人公の姿をコミカルに追いながら、人生について語っていく。

ここがおすすめ

自分の空想の中では理想の自分でいることができたウォルターは、写真の在り処を知るはずのショーンを追って、アイスランドアフガニスタンなど世界を巡る現実の旅に出ます。「百聞は一見に如かず」好奇心と行動力が人を成長させるということを教えてくれる映画です。

気分や目的に合わせて転職に役立つ映画ドラマを選ぼう!

考え方が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人生が変わる。
きっかけとなるのは「わずかな気付き」です。映画・ドラマにはその気付きを与えてくれるものがたくさんありますので、ぜひ転職活動に役立ててください。

関連リンク

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著者:平野輝樹

フリーランスライター
1989年リクルート入社。情報誌の企画・制作業務に携わる。
2001年フリーランスとして独立。現在は企業向けに人材採用・教育、広報関連のコンサルティング業務と各種メディアでのライティングを行う。
1965年生まれ・52歳 栃木県在住

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