かつての同僚が日本代表MF香川真司(29)の現状に心を傷めた。ドイツWAZ』が報じた。

ドルトムントの契約を2020年まで残す香川。ルシアン・ファブレ新体制発足の今シーズンはここまで公式戦わずか4試合の出番しかないこともあり、意中のリーガエスパニューラをメインに今冬の移籍希望を公言しているが、移籍市場閉幕まで残り4日の現在も新天地の見通しが立っていない。

その背番号23の状況に傷心しているのがかつての同僚であり、フロントで働く元ドイツ代表MFのセバスティアン・ケール氏だ。香川とケール氏は2010-11シーズンから2年連続のブンデスリーガ優勝に貢献した戦友同士。そのケール氏はドイツSport1』で香川について次のように話したという。

「心が痛むよ。彼と一緒にプレーをしたことがあるから。今の我々は真司のスペースがない。彼は去りたがっていて、再びプレーすることを望み、ヨーロッパにとどまる思いも強い」

なお、事前の報道によれば、ドルトムントは香川の移籍金を下げ、200万〜300万ユーロ(約2億5000万〜約3億7000万円)に再設定。スポーツ・ディレクターのミヒャエル・ツォルク氏は「オファーがあれば、我々は友好的な態度で吟味する。残ることになっても、我々は問題ない」とコメントしている。

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