TBS日曜劇場『グッドワイフ』(公式)、アメリカCBSの人気番組『The Good Wife』が原作のリーガルドラマだ。

嵐が活動休止を発表した余波?
第三話「隠された罠」、視聴率は9.6%。第2話の11.5%から1.9ポイントのダウン。
だが、この日は、他のドラマも、視聴率ダウンしている。
いだてん』も13.2%→11.6%、『3年A組』も11.0%→9.3%。
1月28日、日曜日の連続ドラマが、のきなみ約2ポイントずつ視聴率を下げているのだ。
これは、どうしてだろう?
おそらく嵐が活動休止を発表した余波だ。
公式サイトに嵐が活動休止を発表、夜8時に記者会見を行なうが、生中継はなし。
会見を見たいが、いつ、どこで放送するのかとSNS上で情報が交錯しはじめる。
9時ごろからAbemaTVで放送される噂が流れるが、映像権の問題か、映像はなくキャスターが説明するのみ。
その後、夜10時の「Mr.サンデー」で放送される。
「Mr.サンデー」は、瞬間最高視聴率16.2%を記録する。
嵐が気になる人にとってははドラマを見ているどころではなかったようだ。

だが、『グッドワイフ』第3話「隠された罠」はよかった。
話の展開がひきしまり、テンポアップ。
第1話は「初回25分拡大」、第2話も「20分拡大」だった。
拡大した時間ぶんダレてるのではないか。
考えてみると、ドラマの「ちょい拡大」を観たときの感想は「もうちょっと短くまとめればよかったのにー」だ。

江口のりこがふてぶてしさ全開
第3話は、ぶじ「無駄な拡大」もなく約46分間。二転三転する展開を駆け抜けた。
回送列車がカーブを曲がりきれずに脱線する迫力の映像からはじまって、蓮見杏子(常盤貴子)、多田政大(小泉孝太郎)、朝飛光太郎北村匠海)が死亡した運転士の遺族代理人として戦う。
鉄道会社の代理人を務めるのは、河合映美(江口のりこ)。
河合映美は、妊婦であることを利用して、「この時期、少しずつしか食べられなくて」ともぐもぐタイムで流れを乱したり、不利になると体調不良で中断したりする。
原作版でも人気のキャラクター(パティ)を、江口のりこがふてぶてしさ全開で好演した。

アメリカ版では、証言に立てないプライバシーがある重要な証人をどうするかという決断せざるを得ないシーンがあり、主人公アリシアの冷徹な面も描かれるのだが、日本版ではそのあたりをアレンジして、主人公は「優しくていい人」でいられる構成を貫いた。

2月3日(日)第四話は、浅野忠信の息子・佐藤緋美が重要参考人役で出演する。(米光一成

日本版:Paraviで配信中TVer最新話配信
アメリカ版:AmazonPrimeで配信中

チーフプロデュース 瀬戸口克陽
プロデュース 東仲恵吾
演出 塚原あゆ子
脚本 篠崎絵里子
主題歌 BUMP OF CHICKENAurora
制作 CBS Corporation、TBS

蓮見杏子(常盤貴子)
多田征大(小泉孝太郎
円香みちる水原希子
朝飛光太郎北村匠海
小宮竹生(野間口徹)
戸梶涼太(中林大樹)
佐竹凛子(末永みゆ)
蓮見隼人(小林喜日)
蓮見綾香(安藤美優)
佐々木達也(滝藤賢一
蓮見幸枝(高林由紀子)
林幹夫(博多華丸
遠山亜紀(相武紗季
神山佳恵(賀来千香子)
脇坂博道(吉田鋼太郎
蓮見壮一郎(唐沢寿明
河合映美(江口のりこ)

DVD1巻/パラマウント