マンチェスター・ユナイテッドは29日、プレミアリーグ第24節でバーンリーと対戦し、2-2で引き分けた。

スールシャール監督の下連勝を続けるユナイテッド。直近のFAカップのアーセナル戦も3-1で快勝を収め、チームは好調そのもの。リーグ戦7連勝を目指す今節は、センターバックにリンデロフとジョーンズ、中盤にはマティッチやマタが起用され、ラッシュフォードルカクが前線を務めた。

まずチャンスを作ったのはホームのユナイテッド。9分、敵陣でボールを奪ったラッシュフォードが前線のルカクにボールを預け、ボックス左で再びパスを受ける。あとは流し込むだけだったが、アウトサイドで狙ったシュートは右に外れていった。

試合の主導権を握るユナイテッドルカクを中心に何度もバーンリーゴールに迫るものの、統率されたバーンリー守備陣の守りは固くなかなか決定機を作ることはできない。35分にルカクのクロスのこぼれ球をショーが狙っていったがイングランド代表タルコウスキにブロックされて枠の外に。そのCKの流れからルカクが強靭なフィジカルを生かして至近距離からシュートにつなげるも、GKヒートンビッグセーブを見せて失点を許さなかった。

後半も積極的な入りを見せるユナイテッドは47分に、前半終盤にも惜しいシュートを放っていたマタがゴール正面から狙っていく。50分にはポグバが迫る。ボックス手前左からドライブをかけたシュートを打ったが、ヒートンがしっかりキャッチ。

前半同様に押し込むかに思われたユナイテッドだったが足元を掬われてしまう。51分、自陣中央で後方からパスを受けたペレイラが2人に囲まれボールを失うと、コークのパスを受けたバーンズに豪快に決められ先制点を奪われた。

思わぬ展開となったユナイテッドはそこから猛攻を仕掛ける。マタやポグバルカクらが次々とシュートを狙っていき、後半20分の時点でシュート数はすでに前半を上回る10本に到達。それでもゴールは遠く、リンガードサンチェスを立て続けに投入しテコ入れを図る。

しかし、今日のユナイテッドは歯車がかみ合わず、シュートはことごとく跳ね返されてしまう。そうこうしているうちに迎えた81分、ボックス右手前のウェストウッドのクロスをウッドが頭で流し込んでバーンリーに追加点。

これで万事休すかと思われたユナイテッドだが、ここから驚異の粘り強さを見せる。87分にラッシュフォードがボックス内で倒されPKを獲得すると、これをポグバが決めて1点差に。さらに後半アディショナルタイムにはCKの流れから、ゴール前の混戦をリンデロフが押し込んで同点に追い付いた。

劇的な試合はここでタイムアップ。最後の最後で同点に持ち込んだユナイテッドが本拠地オールド・トラフォードで何とか勝ち点を拾ったが、リーグ戦の連勝は「6」でストップした。

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