大リーガー・松井秀喜外野手(38)が27日(日本時間28日)、ニューヨーク市内のホテルで会見開き、引退を表明した。

 日米通算507本塁打を放ち、20年間のプロ生活に終止符を打つことに。巨人入団からニューヨーク・ヤンキースロサンゼルス・エンゼルスアスレチックスレイズと渡り歩いた。

 29日付のデイリースポーツスポーツ報知、スポーツニッポンサンケイスポーツ日刊スポーツ、東京中日スポーツが報じており、黒のスーツ姿で会見に臨んだ松井選手は約45分の間、自分の思いを語ることとなり、「私、松井秀喜は本日をもちまして、20年間のプロ野球選手人生に区切りをつけたいと思い、20年間応援してくださったファンの皆様に感謝の気持ちを伝えたく、このような記者会見を開かせていただきました」と、切り出すことに。

 引退の理由については、「結果が出せなくなったから」と説明。巨人軍時代の長嶋茂雄終身名誉監督(76)へは「感謝しても、し尽くせないくらいの気持ちでいっぱい」といい、会見前にも電話をし、感謝と現役引退の決断を伝えたという。

 今後について指導者への可能性に質問が飛んだ際は、 「現時点では、そういう想像は正直していません。ただ、もしかして将来、そういう縁があるかもしれない」とのみ語った。