
写真共有アプリ「インスタグラム」で26歳の女性に対して、執拗に大量なメッセージを送ったとして、兵庫県警生田署は53歳の男を逮捕した。
■名札をヒントにアカウント検索
「ストーカー規制法違反」の疑いで逮捕されたのは、富山県在住の53歳の会社役員。同署によると、男は昨年9月に京都市で開かれたイベントで女性を見掛け、女性が身につけていた名札からインスタのアカウントを検索。
アカウントを見つけてからは「デートして」「結婚を前提にお付き合いしてください」などのダイレクトメッセージを送り続けていたという。
■「拒絶されたとは思っていなかった」
同年10月には、女性の外出先にも現れたこともあったようだが、昨年11月19日~26日の一週間で377回ものDMを送っていたそうだ。さらに、女性が拒否の返事をすると、「心が素直でなく、ブスです」と中傷する文章などもあり、メッセージは今月まで続いていたようだ。
同署の調べに男は「住居の平穏や行動の自由を著しく害することはしていません」「拒絶されたとは思っていなかった」と容疑を否認しているという。
■「典型的なストーカー思考」「狂気」
この報道には「典型的なストーカ―思考」と恐怖を感じるという意見や、見知らぬ人が検索してすぐ見つかるようなアカウント名は危険、との声も。
「拒絶されたとは思っていなかった…って、単純に気持ち悪いし、典型的なストーカー思考だよね」
「名札に書いている名前と同じアカウント(本名)だったてことか…今の御時世危ないよね」
「一週間で約380回のDMって…もう狂気でしかない」
「『ハッキリと断らなきゃ』と言う人いるけど、多分断ってるでしょ。ストーカーする人は会話が成立しない。断れば『強がってる』とか拒否の返信でも『返事くれたんだね…ということは俺のこと…』レベルでヤバイから」
■およそ1割が「ストーカー被害経験者」
しらべぇ編集部は、全国の20代~60代の男女1376名に「ストーカー」について調査を行った。「ストーカー被害にあったことがある」と答えた人は、全体の約1割。他人事ではない身近な問題であることがわかる。
様々なSNSで導入されているように、インスタでも「ブロック」機能がある。ブロックされたユーザーは投稿やストーリーは見れなくなり、DMも送れなくなる。
コメントの中にも「ブロック」を推奨する意見も見られたが、一度、被害女性の外出先に現れたこともあるだけに、ブロックをしたことで神経を逆なでしてしまうかもしれない…と、恐怖心もあったのかもしれない。
検索してすぐ発見されるアカウント名を避けるなど、自分を守る対策は必要だろう。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年7月22日~2016年7月25日
対象:全国20代~60代の男女1,376名(有効回答数)

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