ピクシブ株式会社は、3Dモデル投稿・共有サービス「VRoid Hub」にアップロードされたモデルの利用条件について、具体的な利用ケース等を含めた詳細解説ページを公開しました。記載ページでは、VRMライセンスの引き継ぎや、各利用ケースにおける説明が書かれています。詳細はこちら

VRMライセンスの引き継ぎと変更

VRoid HubにアップロードしたVRM(3Dモデルのファイルフォーマット)ファイルは、タイトルやバージョンなど、元のライセンスデータをそのまま保持。また、キャラクターの編集画面で「利用条件を変更」すると、その利用条件の内容に応じてVRMファイル内のライセンスデータが更新されます。

VRoid Hubでは、VRMのライセンスデータを互換性を維持したまま、「利用条件」としてより分かりやすく表示。各項目の対応については下記の「ライセンス対応表」に記載されています。

より詳細な利用ケースに対応

VRoid Hubではサービスの運用と利用者の方への分かりやすさを考え、より詳細なケースに対応。「商用利用」については、法人・個人で分けて設定できるようになっています。

例えば、VRMのライセンスにある「商用利用の許可」を「不許可」に設定した場合、法人・個人にかかわらず、すべての商用利用が不可となります。ギフティングなどで活動している個人のVTuberや、同人活動で利用したい同人作家の方も「商用利用不可」のキャラクターは使うことができなくなり、作者が本来使ってもらいたいユーザーに届けられないケースが出てきます。

VRoid Hubでは「商用利用」を法人・個人で分けて設定できる他、同人活動のような「非営利目的の商用利用」であれば許可できる設定も可能です。ただし、統一規格として成立させるため、VRoid Hubで「法人・個人(営利目的)ともに商用利用OK」の場合のみVRMファイルに「商用利用の許可:許可」として保存しているとのこと。

VRoid Hubでは他にも、CCやBYなどで表記されるクリエイティブ・コモンズを「改変」「再配布」「クレジット表記」のように日本語の表記に変更したことを記載しています。

(参考)VRoid Hubの利用条件とVRMライセンスについて