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 猫のように狭いところには目がないって人にはたまらない、一方で閉所恐怖症の人にとっても違った意味でたまらないベッドが存在したようだ。

 フランス北西部のブルターニュ地方などで20世紀まで使われていたという「ボックス・ベッド(Box Beds)」である。

 見た目はまるで食器棚みたいなんだけど扉を開けて中に入ればそこにはベッド。つまり、四方をぐるりと覆われた箱形ベッドなんだ。

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ブルターニュ地方の農村部で使われていた「ボックス・ベッド」

 中世後期の西ヨーロッパで使われていた家具がもとになったという「ボックス・ベッド」は、ブルターニュ地方の伝統的な家具だった。

 部屋が一つしかない農村住宅では「ボックス・ベッド」のおかげで個々のプライバシーを守れ、また冬の間は暖かさを保つのにも役立った。

 さらに、オオカミなどの野生動物や飼育していた豚や鶏から赤ちゃんなどを保護する役割も担っていた。

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2段ベッド風のものや豪華な装飾が施されたものも製造される

 「ボックス・ベッド」の中には2段ベッド風に上下に積み重ねられていたものもあり、そのタイプの場合は若者が2階部分で眠るのが一般的だったらしい。

 豪華な彫刻や装飾が施されたものも多く、所有者の自慢の品ともなっていたようだ。

 サイズはだいたい160170cmで、枕は3つか4つ。この地方の人々は伝統的に横にならず座った姿勢で眠ったため、このくらいの大きさで十分だったという。

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20世紀ごろには本棚やドレッサーに作り替えられ時代遅れの家具に

 「ボックス・ベッド」が時代遅れとなったのは20世紀のこと。

 製造するのが高価だったこともあって徐々に使われなくなり、すでにあるものも本棚やドレッサーなどに作り替えられたり美術館に寄贈されたりしたようだ。

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 「ボックス・ベッド」のようなベッドはブルターニュ地方だけでなくイギリス西部やオランダでも使われていたみたいだよ。

 押し入れで寝起きするドラえもん的な雰囲気でちょっと楽しそうだ。ルームシェアしている場合なんかにもよさそうなベッドだね。

References:Wikipediaなど / written by usagi / edited by parumo

全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52270443.html
 

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