2019年4月放送開始のテレビアニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のメインビジュアルが公開。さらに、オープニングテーマは亜咲花、エンディングテーマは鈴木このみという、数々のアニメやゲームの主題歌を務めた2人が担当することが分かった。

【写真を見る】伝説のゲームが原作のアニメ、OPに亜咲花&EDに鈴木このみ!

アニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」は、数多くの名作アドベンチャーゲームを世に送り出した、故・菅野ひろゆき氏の代表作の1つで、無数に存在すると言われる並列世界を渡り歩き旅するアドベンチャーゲームを原作。

両親を亡くした主人公・有馬たくや(CV:林勇)が、無数に存在すると言われる並列世界を渡り歩き、隠された謎を解き明かしていく姿を描く。

メインビジュアルでは、並列世界をイメージした背景に、この世界に関わる多数のキャラクターと、物語に登場する重要アイテム・宝玉を手にした有馬たくやが描かれている。

アニメ放送に先駆けて、監督の平川哲生と、リメイク版のゲームプロデューサー・浅田誠が熱いコメントを寄せてくれた。

監督の平川哲生は「カルト的な人気作品の多くは、作品そのものの未完成な部分を、受け手側が補完することで成り立つと思います。それは『YU-NO』も同じです。壮大な構想において、現実の諸問題でクリアできなかったものの、その熱量がこぼれ出している部分が人の心を打っているのではないでしょうか」とコメント。

さらに「アニメ化するということで、シナリオの作成は難航しました。ゲームと違って、アニメは1本のストーリーしか描くことができない。その中で1番難しかったのは、主人公・たくやの行動に一貫性や動機を与えたりする部分です。しかし、各話の脚本家の方々にもアイディアを頂いて、なんとか納得のいく形にできました」と、制作の裏側を語ってくれた。

リメイク版のゲームプロデューサー・浅田誠は「本作が伝説のゲームと呼ばれる1番特異な点は、『A.D.M.S(アダムス)』と略させるオート分岐マッピング・システムだと思います。並列世界の物語を描くにあたり、A.D.M.Sでシナリオの分岐点な

どを目で確認しさらに分岐していく世界を探索する要素が1番の魅力ではないでしょうか。アニメ化において、並列世界全ルートを表現する上で、最初に計画した構想通りゲーム以外の他のメディア展開ができたことは満足しています。逆に、理論表現上、再現できなかったシーンなどに関しては悔しい思いをしました」と、作品に対する熱い想いを語った。

アニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」は、2017年に発売されたリメイク版をベースに、林勇、釘宮理恵内田真礼らゲームと同じキャスト陣が担当。また、アニメーションは「ヨスガノソラ」や「月がきれい」などを手掛けるfeel.が制作することが発表されている。(ザテレビジョン

「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のメインビジュアルが公開。待望の新着情報となった