中国にも各都市に地下鉄は存在するが、規模や複雑さで言えば東京の地下鉄には到底及ばないと言える。中国メディアの快資訊は29日、日本には世界で最も発達した地下鉄が存在すると指摘しつつ、その地下鉄は非常に不思議な場所だと伝えている。

 記事は、日本の地下鉄の複雑さ、ラッシュ時の混雑ぶりは中国でも広く知られていることを指摘し、北京や上海、広州などの地下鉄の混雑ぶりも敵わない「全く別の次元にあるものだ」と指摘。一方、東京では地下鉄に乗れば「都内なら行きたい場所にどこでも行ける」ほど、利便性が高く、しかも、運行間隔が短いため、すぐに電車に乗れるのも便利だと指摘した。

 さらに、日本の地下鉄には女性専用車両や体が不自由な人のための車いす対応エスカレーターや階段昇降機をはじめとする「様々な配慮があふれている」と紹介。また、マナー向上や他の乗客への配慮を呼びかける張り紙があるが、そのいずれもが「強制的な言い回し」ではなく、見ていて嫌な気分にならないとした。

 続けて、東京の地下鉄は非常に複雑であり、気を抜くとあっという間に迷ってしまうが、乗り換え案内などのアプリがあるため、簡単に現在地を把握しつつ、行きたい場所に行くことができると強調した。

 記事は、「地下鉄はその都市のレベルを示し、さらには人間模様まで見て取れる場所だ」と指摘。生活のために奮闘する日本人、夢のために努力する日本人など、多種多様な「リアルな日本人」を見ることができるのが地下鉄であると伝え、「中国人は日本の地下鉄を体験すると、その魅力に心がとらわれてしまうだろう」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本の地下鉄は不思議な場所・・・「体験すると心がとらわれてしまう」=中国メディア