アリ・ダエイ氏の記録を塗り替える1大会最多ゴールで先制点献上

 カタールのFWアルモエズ・アリのとんでもない身体能力で、森保ジャパンは手痛い先制点を浴びた。アジアカップ決勝の日本対カタール、前半12分にアリにオーバーヘッドキックを叩き込まれて先制を許した。

 5度目のタイトル獲得を狙う日本は、序盤から冷静に試合を進めていたが、痛恨のシーンが訪れたのは12分のことだった。カタールから見て左サイドからのクロスを、アリが胸トラップ。味方に落とすかと思われたが、背中を向けた状態で躊躇することなくオーバーヘッドキック。シュートはGK権田修一の伸ばした手をすり抜けてゴール右隅へ収まった。

 アリはこれで元イラン代表FWアリ・ダエイ氏が持つ、1大会最多ゴール記録を塗り替える9ゴール目をマーク。相手エースを乗せてしまう先制ゴールとなった。果たして、ピッチに立つイレブンは落ち着きを取り戻し、逆転勝利を挙げられるだろうか。(Football ZONE web編集部)

カタールFWアリがオーバーヘッド弾で大会新の9ゴール目をマークした【写真:AP】