リーガエスパニョーラ第22節、レアル・ソシエダvsアスレティック・ビルバオによるバスクダービーが2日に行われ、ホームのソシエダが2-1で勝利した。

2019年に入って2勝2分けで9位のレアル・ソシエダ(勝ち点27)と、3勝1分けで11位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点27)による、今季2度目のバスクダービー

新年に入って復調を見せるバスクの両雄による注目の一戦は立ち上がりから拮抗した展開となる。その流れの中で押し気味に試合を運んでいたホームチームが相手のミスを突いて先制に成功する。

16分、相手セットプレーのクリアボールに反応したオヤルサバルがダニ・ガルシアとの競り合いを制して相手陣内を独走すると、エリア外に飛び出したGKも冷静にかわして無人のゴールへ流し込んだ。

昨夏、禁断の移籍も噂されたラ・レアルの10番のゴールでリードを手にしたホームチームはその後もリズムよく試合を進め、ウィリアン・ジョゼらに2点目のチャンスも訪れる。

一方、前半半ばを過ぎて徐々に盛り返したビルバオは30分に同点機。サン・ホセの左からのクロスをゴール右のコルドバが頭で合わすが、これは相手GKルジのワンハンドセーブに阻まれた。

その後も白熱の攻防が繰り広げられたが、前半終了間際にソシエダが突き放す。45分、右サイドからのクロスのこぼれ球に反応したウィリアン・ジョゼがペナルティアーク付近から強烈な右足の反転シュートをゴール右上隅に突き刺した。

迎えた後半、2点を追うビルバオはサン・ホセ、コルドバを下げてベニャト、ラウールガルシアハーフタイム明けに同時投入。立ち上がりからリスクを冒して攻勢を仕掛けていくが、イニャキ・ウィリアムズやムニアインが抑え込まれてなかなかチャンスを作れず。

その後、73分にはベニャトのミドルシュートでようやく惜しい場面を作り出したビルバオは81分にセットプレーの競り合いでイニゴ・マルティネスラウール・ナバスのエルボーを受けてPKを獲得。ここでキッカーのラウールガルシアのシュートはGKルジに一度止められたが、跳ね返りを冷静に蹴り込んで1点を返す。

このゴールで追い上げムード漂うアウェイチームに対してソシエダは守備的な選手交代できっちり対応。GKまで攻撃参加した終盤のパワープレーしのぎ切って2-1の勝利。3-1で勝利した前回対戦に続く白星を収めてシーズンダブルを決めた。

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