遠い宇宙のどこかにいるエイリアンメッセージを送りたい――。そんなささやかな願いをかなえてくれるサービスが登場した。

 米国発のウェブサービスSpaceSpeak」は、ユーザーアップしたテキストや画像、音声などのデータを、宇宙に向けて送信してくれるという画期的なサービスだ。会員登録が必要だが、2000文字までなら無料で、画像や音声を送るには1.5ドルほどの追加料金がかかる。

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 解説によると、サイト上から入力されたメッセージは、2.5~5 GHzの送信機を搭載した18インチのパラボラアンテナから電波に載せて宇宙へと発信される。この電波は高速で宇宙を進み、たった2秒後には月の側を通過し、3分後には火星を通り過ぎる。そして1.87年後には太陽系を取り巻くオールトの雲を抜け、外宇宙へと到達する。信号は時間経過と共に徐々に弱まっていくというが、人間の一生より遥かに長い間メッセージは宇宙を進み続けるそうだ。

 送信できるデータは基本的に自由で、どこかにいるエイリアンへのメッセージはもちろん、神や亡くなった両親や友人への祈りの言葉など、米国の法に触れるような内容でなければ何でもありだ。実際に送信されたメッセージウェブサイト上から見ることができるが、やはり多いのはエイリアンへの呼びかけのようだ。

 このサービスは昨年米サンディエゴで行われたエンターテイメントの祭典コミコンでも行われ、SFファンUFOマニアを中心として多くの人がメッセージを送ったという。トカナでもおなじみUFO研究家スコット・ウェアリング氏もこのサービスを自身のサイトUFO Sightings Daily」紹介し、「すばらしい」と絶賛している。

 かつて、宇宙に向けたメッセージを発信できたのはNASAなど限られた機関だけであったが、今では個人でも簡単に送信できるようになった。「5月1日に東京に来て!」そんなメッセージを送ってみるのも楽しいかもしれない。送信されたメッセージが“誰か”に届く可能性は低いかもしれないが、運がよければそのうち返信が来るかもしれない。そんな日が訪れることを夢見る人々から、今日も多くのメッセージが発信されている。

(編集部)


イメージ画像は、「gettyimages」より

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