怪物ロナウドレアルデビュー戦となった02-03シーズンのアラベス戦で圧巻のゴール

 レアル・マドリードは現地時間3日、リーガ・エスパニョーラ第22節でアラベスと対戦。ベティスからアラベスへの期限付き移籍が決まった日本代表MF乾貴士アジアカップ決勝を戦ったばかりとあって遠征メンバー外となったなか、ホームのレアルは3-0の快勝で3位をキープしている。リーガ公式ツイッターは、過去のレアル対アラベス戦のなかから、2002-03シーズンに元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン(当時レアル)が決めた弾丸シュートの動画を公開し、「ジダンはすべてを簡単に見せる!」と再びスポットライトを当てている。

 ジダンフランス1部のASカンヌでプロデビューを飾ると、ボルドー、イタリアの名門ユベントスを経て、レアルに加入。“白い巨人”(レアルの愛称)では、元ブラジル代表FWロナウドやDFロベルトカルロス、元スペイン代表FWラウール・ゴンザレス、元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ、元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムらと共演した。

 リーガ公式ツイッターは3日のアラベス戦に合わせ、過去のレアル対アラベス戦の中から一つのゴールをリバイバル。選ばれたのが、2002-03シーズンのアラベス戦でジダンが決めたゴールだった。

 左サイドで元ブラジル代表DFロベルトカルロスの縦パスを受けたジダンは、ペナルティーエリア左で対峙した相手をワンタッチであっさりかわすと、カットインから右足を一閃。コースを突いた弾丸のような一撃は、相手GKの横っ飛びをあざ笑うかのようにゴール右隅に突き刺さり、ジダンにもわずかに笑顔が覗いた。

ジダンはすべてを簡単に見せる!」

 ドリブルから足を出してきた相手をワンタッチで交わしてシュートに持ち込んでいるが、簡単に見えるなかにも技術が凝縮されていると言わんばかりに、リーガ公式ツイッターは文面を添えた。スペイン紙「AS」もジダンのゴールを回想しており、「ロナウドレアル・マドリードデビューを飾った日、ジダンは素晴らしいゴラッソを決めた」と記している。

 スペインでは5年間のプレーリーグ戦155試合37得点を決めているが、そのなかでもこのゴールは“簡単に見せた”プレーの代表格と言えるかもしれない。(Football ZONE web編集部)

レアル・マドリード時代のMFジダン【写真:Getty Images】