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「汝、自分を愛するように隣人を愛せよ」とは聖書に残るキリストの言葉ですが、まず自分を愛せなければ、他者を愛することは難しいかもしれません。今回の無料メルマガ『いじめから子どもを守ろう!ネットワーク』では「泉章子の子ども未来プロジェクト」代表の泉章子さんが、世界にたった一人しかいない自分を愛することの大切さを、いじめ撲滅の観点から説いています。

自分を愛することから始めよう

いじめをなくすためには、いじめを超える人と人とのつながりを創ることが大切です。たった一人でもいいのです。愛にあふれ信じあえるつながりを見つけることです。そのつながりは、実はあなたが自分を愛し、信じることから始まるのです。自分を愛し自分を信じることが他の人を愛し他の人を信じることにつながっていくと思うのです。

この世に生を受けたあなた。世界にたった一人しかいません。あなたは世界を創っているのです。ですから、あなたにしかできないことがあります。それが何なのか。本を読んだ後や映画を見た後、音楽を聴いた後、人と話した時など、日常の様々な場面で、自分はどんなことを感じどんなことを思ったのか、考えてみてください。そこから自分は、

  • 優しい人間なのか
  • 正しさを重んじる人間なのか
  • ねばり強い人間なのか

様々な良さを見つけることができると思います。自分という人間を知ってみませんか。自分を知ることがあなたの人生を知らず知らずのうちに大きく変えていくことになります。

先日、昨年4月に放送されたNHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』をDVDで見ました。北海道の書店の店主を紹介していました。その書店では、「1万円選書」といって、アンケートを送ると、アンケートから店主があなたのことをイメージあなたにあった本を選んでくれるのです。

私はこのDVDを見た時、心が温かくなり、「あぁ、私も誰かに向き合ってほしかったのか」と気づきました。私は教師という子供たちのための奉仕の仕事をしていましたし、仕事を辞めても、誰かを支えること、人のために生きる時間を大切にしてきました。しかし、ある時ふと、私自身が自分に向き合っていなかったのではないかと思ったのです。だから、まず、自分と向き合い自分を愛することから始めようと思ったのです。すると、不思議なことに、心が落ち着いてきて疲れていた心が元気を取り戻していたのです。

SNSが居場所となり孤独を癒している人も多いです。「誰かがそこにいる」、「自分のことに気づく誰かがいる」そんな気持ちだと思います。だから、SNSの中でいじめなどが起こると、最後の居場所がなくなって、たちまち暗闇に落とされるように気持ちになると思うのです。そんな時こそ自分で自分を愛してほしいのです。自分自身を愛することで自分が癒されることがあることをどうか忘れないでください。

また、大切な人と共に過ごす時間を大切にしてください。大切な人に「あなたをとっても大切に思っている」「大好きだよ」と、思っていることを伝えてください。相手に話しかけているのですが、それは、実は、あなたの中にいるもう一人のあなたに話しかけているのと同じなんだということにも気づくと思います。自分の大切な人を通して、あなたの思いがあなた自身に戻って循環し、あなたを癒してくれます。

毎日の私たちの人生は、だれ一人同じではありません。その人生の中の苦しみや悲しみ、喜びは、実は、他の人の人生と共感しあえるのです。「自分の思いをうまく話せない」という悩みや「誰かに愛してほしい」という悩みなど、誰にもわかってもらえないと思う悩みも、実は誰かと共感できたりするのです。他の人と思いを交流することは人生の中で大切な時間です。