ニューヨークメトロポリタン歌劇場(MET)の世界最高峰の最新オペラ公演を大スクリーンで楽しむ MET ライブビューイング。今シーズンの注目作、ヴェルディ《椿姫》新演出が 2月8日(金)~14日(木)(ただし、東京の東劇のみ2月21日までの2週間上映)まで 1 週間限定で全国公開される。

パリの社交界を魅了する病身の高級娼婦がめぐり逢った真実の恋を描く本作。人生で一度は観るべきオペラといわれる人気作《椿姫》を、世界のトップ歌手の競演、トニー賞受賞演出家の壮麗な新演出で届けてくれる。

(c)Marty Sohl/Metropolitan Opera

(c)Marty Sohl/Metropolitan Opera

(c)Marty Sohl/Metropolitan Opera

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そんな本作が、公開間近の 1月31日(水)新宿ピカデリーにて、拍手、喝采OK! さらにドレスアップも大歓迎な「ニューヨークオペラナイト! ブラボー先行上映会」が開催され、ナビゲーターにはクラシックソムリエとしておなじみの朝岡聡が登壇した。《椿姫》は何度見ても泣けるオペラだと話す朝岡から「歌うメリル・ストリープ」と迫真の演唱が絶賛されるディアナ・ダムラウ、「100 年に一度の歌声」といわれるスター・テノールフアンディエゴ・フローレスら二人の主人公を演じる歌手のアリアの聴きどころがレクチャーされた。そして、「オペラは会場みんなで創るもの」と話す朝岡の合図に呼応して、会場全体から「ブラーヴォ!」「ブラーヴァ!」と大きな声が上がった。上映中も聴きどころのアリアが歌われるたびに、会場は拍手喝采に包まれた。

朝岡聡 (C)松竹

朝岡聡 (C)松竹

(C)松竹

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また、来場者プレゼントで配られた椿の花をかたどったベラズカップケーキのオリジナルカップケーキに触れ、「主人公の高級娼婦ヴィオレッタから青年アルフレードに手渡された再会の証が椿の花だった」という《椿姫》のタイトルの由来も紹介された。椿の花が精巧に作られたカップケーキは観客にも大評判だった。

(C)松竹

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劇場ロビーには、まるでニューヨークの MET に来たかのような記念写真が撮れる MET オペラハウス・スタンディも登場。上映終了後にはドレスアップして来場した観客が記念撮影を楽しむ姿も。一流の劇場には、一流のアーティストが集まり、そしてその一流のパフォーマンスを引き出すためにお客様の「ブラーヴォ!」があるという朝岡の言葉通り、映画館でもそのオペラの楽しみ方が広がった様子だった。

(C)松竹

(C)松竹

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そして、本作を解説付きで上映されることも決定した。パリの社交界を魅了する病身の高級娼婦がめぐり逢った真実の恋。心弾む〈乾杯の歌〉から誰もが涙する幕切れまで心を捉えて離さないヴェルディの大傑作を分かりやすい解説付きで楽しむことができるので、近くの劇場をチェックしておこう。

実施劇場 

■札幌シネマフロンティア   011-209-5400 
2/12(火) 10:00~ 千葉潤(札幌大谷大教授)
MOVIX 仙台  050-6865-6205 
2/11(月・祝) 10:00~  本多優之(指揮者)
MOVIX さいたま  050-6865-4351
2/12(火) 11:20~  林田直樹(音楽評論家)
■109 シネマ二子玉川   0570-077-109
2/12(火) 10:00~ 山口真人(早稲田大講師)
■横浜ブルク 13   045-222-6222
2/14(木) 11:00~  奥田佳道(音楽評論家)
■109 シネマズ湘南  0570-016‐109
2/12(火) 10:00~  田畑雅英(相模女子大教授)
■ミッドランドスクエアシネマ  052-527-8808
2/9(土) 10:00~  マーシー山本教授(@FMダイドー おは・クラ・サタデー」MC)
なんばパークスシネマ  050-6864-7125
2/13(水) 10:00~   岸純信(オペラ研究家)
■神戸国際松竹  078-230-3580
2/12(火) 12:00~  岸純信(オペラ研究家)
■福岡中州大洋  092-291-4058
2/12(火) 10:00~  植木彪(NHK 文化センター講師)

(c)Marty Sohl/Metropolitan Opera

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