米アナハイムで開催される『四大陸フィギュアスケート選手権2019』が、フジテレビ系にて2月8日から3夜連続で実況中継される。男子は宇野昌磨、女子は紀平梨花らが出場。解説は女子が荒川静香、男子が本田武史、ゲスト解説は無良崇人が務める。

【写真】『四大陸フィギュアスケート選手権』に出場する宇野昌磨&紀平梨花ら選手4人

 同選手権は、アメリカ、アジア、オセアニアアフリカの4つの大陸から各国の代表選手が集い毎年行われる国際大会。国際スケート連盟が主催するチャンピオンシップで、ヨーロッパ選手権と並び、世界選手権に次ぐ大会と位置づけられている。かつて、高橋大輔浅田真央キム・ヨナらもこの大会で世界の頂点に立つ足がかりを作った。また羽生結弦のシニア初表彰台もこの「四大陸フィギュアスケート選手権」だった。

 男子は8日にショートプログラム、10日にフリーの競技が行われる。全日本3連覇を達成しながら主要国際大会では優勝がない宇野昌磨が悲願のビッグタイトル獲得を狙うほか、これまで国際大会で満足な結果が出せていない田中刑事が世界へ力を見せつけることができるか、また昨年の世界選手権で5位入賞を果たした友野一希の初の四大陸出場での成長ぶりも期待される。

 女子は8日にショートプログラム、9日にフリーの競技が行われる。昨年末の「全日本フィギュアスケート選手権」で新女王となった坂本花織が世界を相手に連覇を果たせるか、またシニアデビューでいきなりのグランプリファイナルを制覇した紀平梨花が再び世界に実力を証明できるか、そして前々回大会優勝の三原舞依のリスタートも注目される。

 大会を前に、宇野は「世界大会で“シルバーコレクター”と皆さんに言っていただいて、満足できる2位、満足できない2位、たくさんあったと思いますけど、1位を目指して頑張りたいと思います」、田中は「自分でもっとチャレンジできるものはチャレンジして、そこで得たものを世界選手権でいかせれば」とそれぞれ語っている。

 連覇を目指す坂本は「ミスない演技はもちろんですが、表現もひとつひとつ考えながらショート・フリー両方を完璧に演じられるようにしたいです」、紀平は「ショート・フリー両方とも、ノーミスでそろえるということを1番の目標にして、後は自己ベストを更新したい」と意気込んでいる。

 『四大陸フィギュアスケート選手権2019』はフジテレビ系にて、男子・女子ショートプログラムが2月8日19時57分、女子フリーが2月9日19時、男子フリーが2月10日19時放送。

『四大陸フィギュアスケート選手権』に出場する宇野昌磨 Photo:ISU/Getty