昨年末にマンチェスター・ユナイテッド指揮官の任を解かれてフリーのジョゼ・モウリーニョ氏(56)にインテル復帰の可能性が浮上している。イタリア『TeleLombardia』のダビデ・ルッソ記者が伝えた。

現在インテルではルチアーノ・スパレッティ監督の進退問題が騒がしくなっている。2017年6月に就任し1年目のシーズンは4位に導き、7シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した同監督だが、今季はセリエA第22節を終えた時点で3位に位置しているものの、首位ユベントスとの勝ち点差は「20」も離れており、悲願のスクデットは絶望的に。さらに、CLとコッパ・イタリアでも敗退を強いられている。

その後任人事に関しては昨季までチェルシーを率いていたアントニオ・コンテ氏、クラブOBでアトレティコ・マドリー指揮官ディエゴ・シメオネ監督、同じくクラブOBのエステバン・カンビアッソ氏らの名前が挙がっている。

その中で地元メディア『TeleLombardia』で働くルッソ記者は、インテルジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)と、モウリーニョ氏が7日にミラノで会食を行う予定であると報道。

そして、この会食の場でモウリーニョ氏のインテル指揮官復帰に向けた話し合いが行われるのではないかと主張している。

モウリーニョ氏は2008年から2010年まで指揮したインテルにおいてセリエA連覇に加え、2009-10シーズンにはコッパ・イタリア、CLまで制覇するトレブルに導いた。

また、先日の『beIN Sports』のインタビューでは、2009-10シーズンのチームが自身がこれまで率いた中で最高のチームと称賛するなど、今でもインテルに強い愛情を持っていることを認めていた。

これまで古巣のベンフィカなど幾つかのオファーを固辞したことを認めているポルトガル指揮官だが、愛する古巣からのラブコールに応えることになるのか。

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