違法アップロードされたマンガや写真、小説など「静止画」のダウンロード違法化をめぐり、情報法制に関する研究や政策提言を行う「一般財団法人情報法制研究所」(JILIS・鈴木正朝理事長)は2月8日、「将来に禍根を残しかねない」として「乱暴な立法方針から明確に転換すること」をもとめる声明を発表した。

JILISの「著作権と情報法制研究タスクフォース」(研究主幹・玉井克哉東大教授)が声明をまとめた。ダウンロード違法化について、民事・刑事を問わず、「原作のまま」かつ「著作権者の利益が不当に害される場合」に限ることを明記すべきだと提案している。さらに、刑事罰の対象に「反復継続して」などの要件を加えるべきとしている。

ダウンロードの違法化をめぐっては、文化審議会の小委員会が2月4日、違法にアップロードされたマンガや写真などにも拡大する案を盛り込んだ最終報告書をまとめた。マンガの研究をおこなう「日本マンガ学会」(竹宮惠子会長)なども「一般ユーザーが萎縮する」などとして反対声明を出していた。

ダウンロード違法化の全著作物拡大に対する懸念表明と提言の発表 https://www.jilis.org/proposal/data/2019-02-08.pdf

弁護士ドットコムニュース

静止画ダウンロード違法化、情報法制研究所が強い懸念「乱暴な立法方針から転換すべき」